ドコモ光って本当にお得なの?ドコモ光にすると安くなるその仕組みとは

「ドコモ光にするとお得です!」
ここ1年ほどでこんなセリフを目にしたり耳にすることが増えてきました。

ドコモユーザーの中には、筆者のようにドコモ光が始まってすぐ切り替えをした方もいらっしゃると思いますが、まだまだ「なんかめんどくさそう」「複雑そうでわからない」「本当に安くなるのか不安」といった理由から、ドコモ光を契約しないままズルズル今日までやってきたという方も多いはず。

そこで、このページでは
ドコモ光が本当にお得になるのか、またどうしてドコモ光は安くなるのかといった部分に焦点をあてて、その辺りを詳しく解説していきたいと思います。

ドコモ光とは?サービスの概要と豆知識

「ドコモ光」というのは「光」という名称からなんとなく想像できる通り、自宅用のインターネット接続サービスです。

スマホの通信で利用されるモバイルネットワークとは違い、自宅に光回線を引き込むことによってインターネット通信を行えるようにするので、速度が速く、利用量の制限がないというのが特徴です。
※契約しているプロバイダによっては大量にデータ通信を行うと警告がきたり制限対象となる場合もあります。しかし、これは1日に何十GBもの通信を行うなど、よほど非常識な使い方をした場合に限られますので、一般的なユーザーが制限対象になるというのはあまり考えられません。

ドコモユーザーの場合はドコモのスマホと光をセット契約することによって、色々な恩恵を受けることができるので、他社の光回線を利用よりもメリットが大きくなります。

光回線というのはもともと、主にパソコンでインターネット接続するために利用されてきましたが、現在ではスマホの「通信量制限対策」「通信速度向上」といった需要もあるため、必然的にドコモ光の注目度も高まってきているようですね。

ドコモ光とフレッツ光の関係

ドコモというのは「NTTグループ」の企業ということは皆様もご存知だと思いますが、このNTTグループにはそもそも「フレッツ光」という有名な光回線サービスがありますよね?

つまり「ドコモ光」と「フレッツ光」は同じNTTグループのサービスだということになりますが、このふたつに違いはあるのでしょうか?

結論から言えばこのふたつはほとんど違いがありません。

そもそも、ドコモ光というのは「光コラボレーション」と呼ばれる「フレッツ光」の再販モデルです。

「ドコモ光」のような「光コラボレーション」のメリットというのは、フレッツ光と同等の環境でサービスを利用できるうえに、各事業が独自に展開している料金プランや割引を利用することができるという点にあります。

つまり、契約する事業者や料金プランに違いはあるが、設備や回線は同じものを利用することになるので通信の品質や速度は変わらないということです。

「光コラボレーション」とは
各事業者がNTTからフレッツ光の回線を卸してもらい、独自の料金プランや割引制度を用いて運用している光回線のことを指す。

ものすごくざっくりまとめると

「フレッツ光と同等サービスをより安く使える」
というような感じだと思っていただければわかりやすいと思います。

ドコモ光はどうして安くなるの?割引システムの謎

ドコモユーザーは「フレッツ光」や「他の光回線」よりも「ドコモ光」を利用する方が得になると言われていますが、なぜそうなるのでしょうか?

正直、ドコモ光の基本使用料というのは、パッと見フレッツ光や他の光回線と比べてもあまり変わらない感じがしますよね?

しかし、それでも得になると言われているのには理由があります。
それはドコモユーザーだけが恩恵を受けられる「セット割」があるからなのです。

ドコモ光とドコモスマートフォンのセット割引

「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」があれば、「5Gギガホ」「5Gギガライト」「ギガホ」「ギガライト」を契約しているスマホ1回線ごとの月額料金から、永年最大1,000円(税抜)割引します。

※「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外です。

 

セット割というのは、同一ユーザーが「ドコモ光」「ドコモのスマホ」を両方契約していることで適用されます。
セット割が適用されると月々のスマホ代が決められた金額分安くなるので、ドコモユーザーにとっては大きなメリットとなります。

つまり、「光回線代」だけで見ると他とあまり変わらないドコモ光ですが、「スマホ代と光回線代の合計」で見るとドコモユーザーなら他の事業者が提供している光回線を利用するよりも「セット割」の分お得になるということです。

他のネット回線と料金比較する場合
ドコモ光のセット割は基本的にスマホ代に適用されるので、実際に安くなるは「スマホ代」です。
しかし、このままでは料金比較するときにわかりづらくなってしまうので、「みなし」としてセット割の割引額をドコモ光の基本使用料から引いた金額で比較するようにしましょう。
■基本使用料(プロバイダ料込)ーセット割の割引額=みなし月額利用料


■旧プランの場合は以下のようになります。

スマホで契約しているパケットパック割引額
戸建てマンション
家族で
シェア
プラン
ウルトラシェアパック100(100GB)-3,200円-3,000円
ウルトラシェアパック50(50GB)-2,500円-2,400円
シェアパック15(15GB)-1,800円
シェアパック10(10GB)-1,200円
シェアパック5(5GB)-800円
ひとりで
利用する
プラン
ウルトラデータLLパック(30GB)-1,100円
ウルトラデータLパック(20GB)-900円
データMパック(5GB)-800円
データSパック(2GB)-500円
※ドコモ光料金プランから割引
らくらくパック(200MB)-500円
※ドコモ光料金プランから割引
ケータイパック(2GB)-500円
※ドコモ光料金プランから割引

基本的にはスマホで大容量のパケットパックを利用していればいるほどセット割の割引金額は大きくなっていきます。

「データSパック」などの小容量プランを契約している人の場合は、割引額が低くなってしまうのが難点ですが、大容量プランや家族でシェアできる「シェアパック」を契約している人なら、割引額も大きくなるので、場合によってはかなりお得に利用できてしまいます。

記事内ショートカット:ドコモ光の基本使用料

そしてもう一つ、意外とバカにできないのが、「dポイント」です。
光回線をドコモ光に変えると支払った月額料金に対して、「dポイント」が溜まります。

dポイントは、ローソンなどのdポイント加盟店でお金の代わりに利用できますし、ドコモユーザーなら月々のスマホ代に充てることもできますので、貯めておいて損はありません。

ドコモ光を申し込む場合のよくある疑問

ドコモ光に変えよう!と思った時にいくつかの疑問が浮かぶと思います。

ここでは、そういったよくある疑問の中で重要なものをいくつかピックアップしてご紹介していきます。

※このページ内にはすべてを書ききれないものもありますので、補足説明が必要になる項目は、補足の内容が書いてある関連記事へのリンクを一緒に記載しています。
詳しい内容を知りたい方は各項目の関連記事から詳細をご覧ください。

フレッツ光じゃないと申し込めない?

フレッツ光以外にも「eo光」「NURO光」「j:COM」など、色々なインターネット回線を提供する事業者がありますので、今現在フレッツ光は利用していないという方も多くいらっしゃるとおもいます。

これらの他事業者回線を利用している場合は「ドコモ光」を申し込めないと思っている方も多いようですが、実はそういうわけではありません。

単純な話、一度既存の回線契約を解約してから、新たに「ドコモ光」を契約するということが可能です。

ただし、高額な解約金や撤去工事料がかかったり、固定電話の番号が引き継げないといった場合もあるため、慎重に手続きをする必要があります。

ドコモ光が契約できるエリアとできないエリアの調べ方は?

ドコモ光の利用可能エリアは基本的に「フレッツ光」の利用可能エリアと同じです。

フレッツ光の利用可能エリアは「フレッツ光 西日本」もしくは「フレッツ光 東日本」で検索すると出てくる公式サイトから確認することができます。

エリア検索時に
「ご指定の住所はフレッツ光の提供エリアです。」
「ご指定の住所はフレッツ光を利用いただけます。」
と表示されれば、基本的にドコモ光を申し込むことができます。

この時、
「ご指定の住所でお申込みいただけるサービスプランを特定できませんでした」
などと表示された場合は、ドコモの店頭窓口かインフォメーションセンターに問い合わせるようにしましょう。

ドコモ光を申し込むには工事が必要?

ドコモ光を申し込む場合、現在何もインターネット回線を引いていないご家庭や「フレッツ光」以外で契約している場合は、必ず工事が必要になります。

「フレッツ光」を契約している人の場合は現在のプランと、速度の変更をするかによって工事が必要な場合と不要な場合があります。

工事の内容も、状況によって様々なので、申込み時にしっかりと問い合わせておくのがベストです。

ドコモ光の申し込みには何が必要?

新規契約の場合、エリアの確認さえしていればとくに必要になる書類などはありません。

フレッツ光からの切り替え(転用)を考えている方の場合はNTT東西が発行してくれる「転用承諾番号」というものが必要になります。

「転用承諾番号」は電話もしくはWEBから取得できますが、取得時に「契約者名」「お客さまIDorひかり電話番号」「利用中の住所・支払方法」などを伝える必要がありますので、わからないものがある場合は事前に確認されてから取得するようにしましょう。

ドコモ光の月額料金はどれくらい?

ドコモ光の月額料金は、家のタイプ(戸建orマンション)によって分かれます。

そして、契約するプロバイダが「タイプA」のグループに属している場合と「タイプB」のグループに属している場合で利用料金が異なります。

つまり、基本的に以下の4パターンとなり、基本使用料はこのようになります。

  • 戸建・タイプA:5,200円
  • 戸建・タイプB:5,400円
  • マンション・タイプA:4,000円
  • マンション・タイプB:4,200円

ドコモ光の基本使用料は基本的に上記のようなプロバイダ一体型となっていますが、「タイプA」「タイプB」のどちらにも属していないプロバイダを選ぶ場合は単独タイプというプランを契約することも可能です。

戸館・単独タイプ:5,000円(+プロバイダ料)
マンション・単独タイプ:3,800円(+プロバイダ料)

一見する単独タイプの方が安く見えますが、プロバイダ料は安くても月500円程度はかかります。
プロバイダを変更できない理由がある場合は仕方ありませんが、基本的には単独タイプと200円しか差がない「タイプA」のプロバイダに切り替える方がお得です。

全体的になんだか高くない?と感じた方もいらっしゃると思います。
しかし、ドコモユーザーであればここからさらに「セット割」が適用になりますので、早とちりせずしっかり計算してから判断するようにしましょう。

記事内ショートカット:セット割の割引額

ドコモ光のおすすめプロバイダは?

ドコモ光には、色々なプロバイダが対応しています。

普通のプロバイダ選びの場合、月額料金を目安に検討される方が多いと思いますが、ドコモ光の場合はプロバイダ料が基本使用料に組み込まれています。

一応「タイプA」と「タイプB」のどちらを選ぶかで料金は異なりますが、ほとんどの方は安い方の「タイプA」の中からどのプロバイダにしよう…と悩んでいるのではないでしょうか?

筆者のおすすめプロバイダはこの後の「ドコモ光をよりお得にする裏ワザ2選」でご紹介しておりますので、よろしければ参考にしてみてください。

ドコモ光をよりお得にする裏ワザ2選

ここからは、ドコモ光を契約しようとお考えの方や、すでに契約されている方に向けて、ドコモ光をよりお得にする方法をご紹介していきます。

ドコモ光をもっとお得に使える裏ワザ

ドコモ光の料金が、既存のネット回線と同じくらいの料金だという方や、「もう少し安くならないのかな…」と思っている方に、筆者がおすすめする裏ワザをご紹介しましょう。

裏ワザと言っても、ちょっと知っている人なら誰でもやっていることなので、難しい話ではありません。

その方法は「dカードGOLD」を持つ
たったこれだけです。

「dカード GOLD」というのは、ドコモが発行しているクレジットカードなのですが、「シェアパック契約者」「ドコモ光契約者」がこれを持つと、「えっ!ホントに?もっと早く教えてよ!と言いたくなるほどお得になります。

dカードGOLDは年会費が必要なのですが、それ以上に得になるのであれば、もはや悩む必要すらもありません。

詳しくは「【簡単解説!】dカードGOLD(ゴールド)の年会費、元を取るには月々いくらから?」でご紹介していますので、気になる方は一度目を通してみてくださいね。

ドコモ光を申し込みで「Wi-Fiルーター」が0円になる裏ワザ

最後にもう一つ、筆者がおすすめするとっておきの「ドコモ光」裏ワザをご紹介します。

それはドコモ光のタイプAに属するプロバイダの中で「GMOとくとくBB」を選択すると「BUFFALO製Wi-Fiルーター」が0円でレンタルできるというものです。

せっかく速い速度で通信できるドコモ光に変えたのに、旧型のWi-Fiルーターを使っていては宝の持ち腐れ。
しかし、ルーターを買い替えようにも良いものは結構なお値段だったりします。

そこで、この裏ワザの出番です。
GMOとくとくBBで0円レンタルできるルーターは、普通に購入すれば15,000円近くする高性能型のものなので、旧型のWi-Fiルーターを使っている方や、有料で無線LANカードをレンタルしている方なんかはぜひ活用して快適な通信環境を手に入れてください。

参考:速いドコモ光なら【GMOとくとくBBのドコモ光】

GMOとくとくBBを選ぶメリット

ドコモ光の場合、「タイプA」の中ならどのプロバイダを選んでも料金は一緒なので、どうせならメリットの多いものを選びたいですよね?

実は「GMOとくとくBB」のメリットはWi-Fiルーターの0円レンタルだけではありません。

混雑時にも安定した超高速通信ができる「IPv6接続」という次世代技術を採用しているため、通信速度が安定していて、快適に「ドコモ光」を利用することができるのです。

さらに、簡単に申込みができる専用のWEB窓口がありますので、申込みも簡単なのが地味に嬉しいポイント。

ドコモショップで契約するとなると、長時間待たされたりすることもありますが、これなら「連絡希望日」を入力するだけで、相手から電話してきてくれて契約を進めることができるので、とてもスムーズに契約することができます。

■GMOとくとくBBの詳細や、ドコモ光のお申込み、簡単WEB窓口は「GMOとくとくBBのドコモ光
」をご覧ください。

 

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