ドコモのオプションサービスで最低限必要なオプションって何?

スマホの料金見直しと言えば、まずは不要なオプションを解約するというのが、常套手段ではありますが、実際にオプションの解約をしようと思った時に困ることがふたつほど出てきてます。

ひとつは
「オプションの解約方法がわからない」

そしてもうひとつは
「どれを解約してどれを残せばいいのかわからない」

です。

オプションサービスの解約方法に関しては「【ドコモ】オプションサービスの解約方法と解約時の注意点をまとめました」に記載していますので、今回は「どれを解約してどれを残せばいいのかわからない」という疑問に回答していきたいと思います。

ドコモのオプションサービスってどんなものがあるの?

まず、ドコモのオプションサービスというのはどれくらいあるのでしょうか?

手元にここ数年間で機種変更やMNPした時の書類を集めたので、加入したことがあるオプションサービスを書き出してみます。

▼あんしんパック[720円/月]

  • ケータイ補償サービス[500円/月]
  • あんしん遠隔サポート[400円/月]
  • あんしんネットセキュリティ[200円/月]

※2014年冬モデル以降のスマホ・タブレットを使っている場合の料金です(iPhone/iPad除く)

▼おすすめパック[500円/月]

  • スゴ得コンテンツ[380円/月]
  • iコンシェル[100円/月※SPモードの場合]
  • クラウド容量オプションプラス50GB[400円/月]

▼dヘルスケアパック[500円/月]

  • 歩いておトク[300円/月]
  • Runtastic for docomo[350円/月]
  • からだの時計[300円/月]
  • カラダのキモチ[300円/月]

▼オプションパック[400円/月]

  • 留守番電話[300円/月]
  • メロディーコール[100円/月]
  • キャッチホン[200円/月]
  • 転送電話[0円/月]

▼dマーケット系

  • dTV[500円/月]
  • dアニメストア[400円/月]
  • dマガジン[400円/月]
  • dヒッツ[500円/月]
  • dグルメ[400円/月]
  • dキッズ[372円/月]
  • dリビング[450円/月]

▼上記以外

Apple Care+ for iPhone[617円/月※iPhone 7/7P/6s/6sP]

APPle Care+ for iPad[392円/月]

フォトコレクションプラス[280円/月]

ドコモ地図ナビ[300円/月]

外部コンテンツ(着うたサイトなど)[※月額はコンテンツごとに変わる]

SPモード[300円/月]

docomo Wi-Fi[300円/月]

スピードモード[0円/月~]

Xiシェアオプション[500円/月]

 

パンフレットと照らし合わせながら書き出しましたが、ほとんどのオプションサービスを契約したことがあるようですw
パンフレットに載っていないものもあるので、この他にもまだあるかもしれません。
※昔は単品だったものが「パック」になっていることもあるようです。それらはパックオプションとしてまとめて記載しています。

これらのオプションサービスの中でどれが必要でどれが不要なのか、という話なのですが極端に言うと使っているオプションサービスは必要です。

ただ、その「使っているオプションサービスが何かわからない」という方や、「何も使ってないはずなんだけど」という人も多いと思うので、最低限残しておくべきオプションサービスをご紹介したいと思います。

必要なオプションと不要なオプション

上記の中で、ほぼすべての人が使っているであろうオプションサービスは

「SPモード」です。

これを解約してしまうと、Wi-Fi環境下以外ではスマホでインターネット通信ができなくなりますので、外では使えなくなってしまいます。
普通にスマホを使っている人は間違って解約されないようにご注意ください。

そして、もうひとつ必須に近いオプションサービスが

「補償サービス」です。

補償サービスは「ケータイ補償サービス」「ケータイ補償サービスfor iPhone」「Apple Care+ for iPhone」「APPle Care+ for iPad」の4つを指しますが、これらは一度解約すると基本的に再加入ができません。

ドコモのケータイ補償サービスって本当に必要なの?いますぐ見直した方が良い理由とは」でも書いているとおり、ずっと契約しっぱなしにするというのは少し疑問がありますが、はじめの数か月間は付けておいた方が無難です。

「SPモード」「補償サービス」以外のオプションサービスに関しては使っていないなら必要ないと思いますが、解約前に知っておいた方が良いことがいくつかありますので、ついでまとめてご紹介しておきます。

残しておいてもお金がかからないオプションサービス

オプションサービスの中には残しておいてもお金がかからないものもあります。

「ややこしいから解約したい」という方を止めることはしませんが、べつに解約しなくてもお金はかからないので、基本的に放置で問題ありません。

上記のオプションサービスの中で残しておいてもお金がかからないのは

「転送電話サービス」「ドコモWi-Fi」です。

 

転送電話サービスというのは、単品で加入している方よりも「オプションパック」というパックで加入されている方が多いと思います。

▼オプションパック[400円/月]

  • 留守番電話[300円/月]
  • メロディーコール[100円/月]
  • キャッチホン[200円/月]
  • 転送電話[0円/月]

このオプションパックというのは、ガラケーの頃によくおすすめされていたオプションサービスなので、昔からずっと契約している人も多いのではないでしょうか?

この中で唯一「転送電話」だけが月額0円なので、解約しても問題なさそうに見えますが、実はこれ「転送電話」だけを解約するとオプションパック割引が効かなくなり、それぞれ単品の契約となるので、月額料金が高くなってしまいますので注意が必要です。

 

もうひとつの「ドコモWi-Fi」に関しては、もともと有料のサービスです。

しかし、「ドコモWi-Fi永年無料キャンペーン」という謎のキャンペーンがずーっと開催されているので、実質的に無料で利用できるようになっています。

ただし、「通話のみ」のような特殊な契約をされている場合は適用されませんのでご注意を。

このキャンペーンが適用されているかどうかは契約時の控や明細書を確認すると記載されています。

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↑ドコモWi-Fi 300円となっていますが、その下にドコモWi-Fi永年無料キャンペーン-300円となっているので、実質無料ということです。

パックオプションの解約時は損にならないように注意

ドコモのオプションサービスには、決められたいくつかのオプションにまとめて入ることで、割引が適用される「パックオプション」があります。

これらのパックオプションの中から、どれかひとつでも解約してしまうと、パック料金ではなく、単品の料金に変わってしまうため、残すオプションによってはパックのままにしておく方が安いということもあり得ます。

損にならないように計算してから解約するようにしましょう。

スピードモードってなに?

これは、契約している月間利用可能データ量を超えた時に「通信速度制限」がかからないよう自動で課金してくれるオプションサービスです。

契約時の控えを見るとスピードモードの横に(1GB)というふうに容量が記載されており、その容量分を1GB単位で自動購入してくれます。
※1GBあたり1000円

つまり、「データMパック:5GB(5000円)」+スピードモード(2GB)で契約している場合で月間の利用データ量が

5GB未満の利用なら5000円
5GB以上6GB未満の利用なら6000円
6GB以上7GB未満の利用なら7000円
7GB以上使うと通信速度制限がかかり請求額は7000円のまま

というようなイメージです。

「毎月絶対に通信速度制限がかかってしまい、その都度課金するのがめんどくさい!」という方のためのオプションサービスなので、「余計なお金は使いたくない」「通信速度制限なんてかからない」という方は解約してしまって問題ありません。

Xiシェアオプションってなに?

このオプションは「シェアパック」という「通信量を分け合って使うグループ」に属している回線の中で、「子回線」に該当する場合に付いてくるオプションです。

利用料金は「500円」で固定されており、シェアグループに子回線として属している間は必ず支払う必要があります。
▼シェアパック10に加入している場合の料金イメージ

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「シェアパック」というのは、代表回線が1回線その他子回線で構成されています。
基本的には代表回線が通信プランの基本使用料を支払ってくれているので、その他の子回線は「シェアオプション500円」を支払うだけで、通信量をシェアしてもらうことができます。

つまり「500円払うから一緒にグループいれてー」という状態になっているため、このオプションを解約(つまりシェアグループから脱退)すると、個別で通信量を払うことになります。

よって、「シェアグループ」から抜けたい場合以外でこのオプションを解約することはありません。

外部オプションの解約はそのサイトから直接解約

たまにMNPや機種変更をすると「割引しますよ」という理由で、謎の着うたサイトなんかに登録されることがあります。

こういった外部サービスというのは、ドコモのサービスではないので、窓口やインフォメーションセンターでは解約手続きができません。

解約する場合は必ずスマホ本体から操作する必要があるため、解約し忘れることがないようにしましょう。

ちなみに、店頭窓口やインフォメーションセンターなどでオプションの解約をする時に「補償サービスとSPモード以外全部のオプションを解約して」と言ったとしても、この「外部サービス」は解約してくれません。

たまに親切な方に当たると「着うたサイトなどのドコモのサービスではないものに加入されていないか確認しましょうか?」と聞いてくれたりもしますが、いずれにしてもスマホ本体からでないとどんなサービスに加入しているのかさえわからないそうです。

解約方法はサイトごとに違うので、記載できませんが、だいたいは「ヘルプ」なり「サポート」なりを読めば書いてありますので、使っていないのであれば面倒ですが余計なお金がかかる前にさっさと解約してしまいましょう。

使っていないなら解約はお早めに

ドコモのオプションサービスはほとんどのものが月途中に解約しても、ひと月分の料金がかかります。

ゆえに、なんとなく「月末まではなんかもったいないしそのままにしておこうかな」なんて考えていると、うっかり翌月まで持ち越してしまい、余計な出費につながります。

もちろん使っているのであれば「目一杯まで使う」というのが正しいかと思いますが、使っていないのであれば覚えているうちにさっさと解約してしまいましょう。

特に「初回31日間無料」のようになっているものは、無料期間を過ぎれば自動的に料金がかかりますので、大量に残しておくとそれだけで数千円かかることもあります。
「勝手に解約になるんでしょ?」などと考えていると痛い目に遭うこともありますので、ご注意を。

解約する前に使ってみると意外と良いものもあります

こうやって「解約しましょう」なんて書いていると、「アンチドコモ」と勘違いされそうですが、ドコモのオプションサービスというのは、筆者的に「これ、良いな」と感じるものも多いです。

特に「dTV」なんかは、「dビデオ」開始直後から使っている長期ユーザーなので、できればみなさんも解約する前に一度試してみてくださいと言いたいくらいです。

dTV使用歴4年の筆者がdTVのメリット・デメリットをまとめました

他にも「dブック」で月3万円くらい電子書籍を買っていたり、「dデリバリー」でココイチのカレーを頼みまくっているので、かなりお世話になっています。

ただ、中にはやっぱり使わないものもあるので、そういうものを使いもしないのに契約したままにしておくのは絶対に勿体無いし、間違っていると思うので今回ような記事を書くこともあります。

皆様もこれを機会にオプションサービスをしっかり取捨選択して、料金の「最適化」を目指してみてはいかがでしょうか。