普段スマートフォンを使っているとありとあらゆる動作不良に悩まされます。これはスマホを利用するうえではある程度仕方のないことなのですが、解消できるのであれば解消したいですよね?
当ページではそんなスマホの動作不良の中でもよく起こりがちな“フリーズや重たくなる現象”、”スマホが熱くなる”、”動画が見られない”の三点についてその原因と対策をご紹介していきます。
フリーズ/動作が重たい
スマホのフリーズや動作が重たくなるといった症状は、スマホの進化によってかなり軽減されてきているとはいえ、いまだによく起こる不具合のひとつでもあります。この症状に関しては本体の故障よりアプリやデータ、使用環境が影響していることが多くしっかりと対策すれば再発を防ぐことができるのが特徴です。
考えられる原因の解説と対策
まず一番に考えられることは、電源を切らずに連続起動しているケースです。この場合はフリーズだけでなく様々なトラブルを起こすもととなるので、定期的に電源を切ることをお勧めします。この他には、アプリやデータが原因の場合が多いですが特定の操作をしている時に起こるようであればその動作に関連するアプリ等を見直すことから初めていきましょう。
一時的なエラー
一時的なエラーというのは、私たち人間でいうとうっかりミスのようなもので、あまりスマートフォンを休ませずに酷使しすぎてしまうとスマホも疲れてミスをしてしまうことがあります。同じ動作をした時に毎回フリーズするというような場合は一時的というよりも何か根本的な原因がある可能性があるので、原因を追究する必要がありますが、たまにしか起こらないフリーズに関してはそこまで神経質になる必要はありません。一時的なエラーは基本的に電源を切ることで解消され、日々の利用の中でも定期的に電源を切る習慣をつけることで未然に防ぐことができます。
電源を切る/定期的な電源OFF・ON
※ (A)=android (i)=iPhone 記載のないものは共通です。
容量不足(処理能力不足含む)
スマートフォンには、データを保存するスペースと作業をするスペースがあり、そのどちらかがいっぱいになってしまうと途端にパフォーマンスは低下してしまいます。作業スペースがいっぱいになっている場合は起動中のアプリを終了させたり、電源を切ることで解消されますが、常駐アプリを多く使っていることなどが原因で慢性的に作業スペースを食いつぶしているような場合は、ある程度使うアプリを厳選し不要なアプリの削除をすることも必要です。対してデータの保存スペースがいっぱいになっているような場合は写真や音楽などメディア系のデータを外部記録媒体に移すか、削除することが必要でこちらも当然不要なアプリが入っているようであればそれらも整理しておきましょう。
アプリのエラー
特定のアプリや動作をしたときに高確率でフリーズすると言った場合には、アプリのエラーである可能性が高くなります。例えば同じ機能をもったアプリが複数入っており互いに干渉することによって引き起るエラーや、アプリ自体に欠陥があり特定の条件下でフリーズしてしまうといったことも考えられます。カメラアプリや画像編集アプリなどひとつの機能に対して複数のアプリを入れているというような場合は利用頻度の低いものをアンインストールし様子をみることも必要です。もし、アプリ自体の欠陥なのであればいずれアップデート対応される可能性が高いのでアプリ提供元からアップデート情報が出ていないか確認しましょう。
アプリのアップデート/アプリのアンインストール/アプリのキャッシュ削除(A)/代替アプリへの変更/セーフモード(A)/無効にしているアプリがないか確認/アプリの権限(許可設定)を確認
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※セーフモードの起動方法は機種によって異なります。説明書アプリに記載のあるものもありますが、中には公開されていない機種もございます。キャリアに問い合わせるとわかることもあるのでどうしても知りたい方は一度問い合わせてみまし
その他のデータエラー
電話帳データや画像データ、書類データなど使う人によってスマホの中に保存されているデータというのは様々なものがありますが、それらのデータがエラーを引き起こす原因になっていることも稀にあります。とくに別の機器から移行したデータや通常では非対応のフォーマットで形成されているデータなどに関してはこういったエラ―を引き起こしやすいと考えられます。もし特定の動作をした時に繰り返しフリーズするというような場合は、それに関連するデータを一度整理し、症状が改善されるか確認してみましょう。
使用環境
使用環境によるスマホのフリーズというと、あまりピンとこない人もいるかもしれませんが一番多いのはやはり温度によるものだと思います。私人間が一定以上の暑さや寒さにさらされるとパフォーマンスが低下するのと同じで、スマートフォンであっても温度変化による影響というのは少なからずあります。とくに夏場に高温になりがちな車内に放置した場合などではフリーズの他にアプリが起動出来ないといった症状や、充電ができないといった症状にまで発展することもあります。
電源を切って休ませる/高温もしくは低温になるところに放置しない
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ソフトウェア/OS
あまり考えたくはありませんが、スマホ本体がもともと特定の条件下でフリーズしてしまうという欠陥を抱えていることも稀にあります。発売直後などでは、ユーザーの声がじゅうぶんに集まっておらず対応されないこともありますが、基本的には数カ月でアップデート対応が実施されるので、そこは気長に待つほかありせん。アップデート情報が来ているのにまだアップデートしていないというような場合は早めにアップデートしておくことをおすすめします。
microSDカードの故障(Android)
カメラアプリや画像編集アプリ、ギャラリー系のアプリなどでフリーズするといった場合には、極まれにmicroSDカードが原因となっていることがあります。とくに以前の機種からmicroSDカードを使いまわしている場合や、どこのメーカーのものかわからないmicroSDカードを使っているというような場合は注意が必要です。SDカードが怪しいなと感じたら一度未挿入の状態で起動し、フリーズが解消されるか確認してみましょう。
microSDカードを未挿入状態で起動する/microSDカードを買い換える
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ちなみに、microSDカードの故障率は安価なものであればあるほど上がると言っても過言ではありません。どこのメーカーのものかわからないようなmicroSDカードを利用されている方は出来れば有名メーカーのしっかり保証があるものに切り替えることをおすすめします。容量に関しては保存するデータ量に依存するのでユーザーによってベストな容量というのは変わってきますが、あまり写真をとらない人なら16GB、たくさん写真をとるようであれば32GBか64GB、動画をたくさんとるようであれば128GBをおすすめします。
本体故障
あまりにフリーズの症状がひどい場合は、本体内部の部品が故障している可能性が考えられます。無償修理になるようであれば念の為に修理にだすのも良いですが有償修理になるようであれば、一度データをバックアップし、スマホ本体を初期化して様子をみてからでも遅くはありません。
初期化をすると本体故障以外の可能性の多くをつぶすことができます。
それでも改善がなければ本体故障の可能性は高くなりますので修理に出す方向性で検討されるのが良いでしょう。
データの初期化/キャリアショップへ行く
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本体が熱くなる
スマートフォンは時に持てないくらい熱くなることがあります。海外のニュースなどで発火したなどの報告がありますが、こういったことを思うと不安になりますよね?しかしいくら不安だからといって、エアコンの送風口近くに置いたり保冷剤をあてたりすると結露によって内部が水濡れし他のトラブルに発展する可能性があるためしっかりと原因を見極めて対処することが必要です。
考えられる原因の解説と対策
スマホが熱くなると「発火するんじゃないか」と思う人もいらっしゃるかもしれませんが、実際にまわりで聞いたことはありますか?スマートフォンほど厳密に検査されている機器において発火事故というのは思っている以上に少なく、その危険性はほとんどありません。しかしいつもいつもスマホが熱くなっている状態だと電池やスマホ本体に負荷を与えかねないので「どうにもおかしい」という方は以下の原因と対策をご覧ください。
一時的なエラー
一時的なエラーによって、スマホの処理能力に負荷がかかりそれによって本体が発熱するということがあります。慢性的に熱くなるような場合ではなく、突発的に熱くなったというような場合はこれが原因となっていることも考えられますので、まずは電源を切って少しスマートフォンを休ませてあげましょう。
電源を切る/定期的な電源OFF/ON
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アプリ
アプリによっては多くの処理能力を必要とするものがあります。とくにゲームに多いですが、連続で1時間以上使っているとある程度のゲームであれば発熱することはよくあることです。その他には、高処理なアプリを複数使っている場合やアプリを終了することを忘れてしまっていることによって引き起こされることもあるため、使っていないアプリを終了するか一度電源を切って様子をみてみましょう。
アプリの終了/電源OFF
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その他のデータエラー
こちらは極まれにですが、データの破損や非対応形式のデータを再生しようとした時に処理能力を奪われ発熱するといったケースも想定されます。電話帳の文字化けや画像データが真っ黒になるなど、目に見えるケースであればある程度対応可能性ですが、無数に入っているデータの中からピンポイントで原因を追究することは非常に困難なので、あまりに気になるようであればバックアップ後に初期化をするというのが現実的な対処法です。
高処理機能の使用
最近では、スマートフォンの性能が上がるにつれ様々な機能が使えるようになりました。その中でも3Dグラフィックを使ったマップ機能や、4Kビデオの撮影などはかなり高処理な機能となるため、発熱することも珍しくはありません。基本的に既存のものよりも「綺麗」もしくは「早い」といった場合には、通常よりも多くの処理能力を使うということを覚えておきましょう。
これに関しては使用を控えるほかありません。
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使用環境
最近では、かなりスマホの電池持ち問題が解消されているとは言え、まだまだ充電しながらの操作をしている人は多いのではないでしょうか?スマートフォンを充電しながら操作すると大抵の場合スマホ本体の温度が上昇し、ひどい場合は充電自体がストップしてしまうこともあります。そもそもスマートフォンは充電中の操作を推奨しているものではありませんので、充電中はあまり長時間充電しないようにしましょう。
充電中に操作をしない
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ソフトウェア/OS
あまり前例を見かけませんが、ソフトウェア/OSによって発熱するリスクが高まるということも可能性としては考えられます。ただ、アップデート対応されるほどの発熱というと本当に触れないくらいの熱さになる場合やそれが原因でなにかの機能に影響がでると判断された場合など実害があって初めてといった印象なので、ただ単純に少し熱くなる程度でアップデートがかかるということはあまりないかもしれません。どちらにせよアップデートはしておくべきものなのでアップデート情報が出ているのにまだアップデートしていないという人は早めのアップデートをおすすめします。
SDカードの故障(Android)
こちらも極めて稀なケースではありますが、SDカードの故障や破損によってSDカード内のデータにアクセスする際に高処理状態になり本体が発熱するということも考えられます。しかし、この場合においては一部のデータにアクセスできなかったり本体がフリーズまたは電源が勝手に落ちるなどの症状も発生していることが予想できるため、そういったケースでなければあまり関係ないかもしれません。
SDカード未挿入状態で起動する/SDカードを変える
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ちなみに、microSDカードの故障率は安価なものであればあるほど上がると言っても過言ではありません。どこのメーカーのものかわからないようなmicroSDカードを利用されている方は出来れば有名メーカーのしっかり保証があるものに切り替えることをおすすめします。容量に関しては保存するデータ量に依存するのでユーザーによってベストな容量というのは変わってきますが、あまり写真をとらない人なら16GB、たくさん写真をとるようであれば32GBか64GB、動画をたくさんとるようであれば128GBをおすすめします。
本体故障
筆者である私はたくさんのスマートフォンを所持していることから、今まで何度もスマートフォンを修理に出したことがあり、スマートフォン発売当初は何度か発熱で修理依頼をしたこともあります。
しかし私の場合はただの一度も本体故障が原因で発熱していたという結果は得られませんでした。そんな私の経験上スマホの発熱問題が本体故障に起因しているということはあまりないのではないかと考えています。
ただ、あまりに不自然な発熱が続く場合においては火事などの二次災害につながると本当に洒落にならないので、ご心配な方はキャリアショップで対応を仰ぐようにしてください。
キャリアショップへ行く
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動画が見られない
少し前まではスマホで動画を見るというのは、本体性能や通信速度のことを考えるとあまり現実的な手段ではありませんでした。しかし近年スマートフォンは素晴らしい進化をとげ誰もが当たり前のように手のひらの中で動画を見ることができるようになりした。しかし、いまだに動画が再生できないなどのトラブルが発生することもありその中には単なる通信速度による障害ではないものもあります。
いったいどういったことが原因として考えられるのでしょうか?
考えられる原因の解説と対策
まず、スマートフォンには再生できる形式の動画とそうでないものがあります。いつも見られない動画があるという場合はスマホ側には問題はなく、ただ単に対応していないだけという可能性が高くなります。逆にいつもは再生できるのに、今回に限って再生できないなどといった場合はいくつかの原因が考えられますので以下の原因と対策を見て順に確認していきましょう。
非対応の動画を見ている
画像データに”PNG”や”JPEG”といった形式があるように、動画にも様々な形式が使われています。その中には専用のソフトやアプリがなければ再生できないものもあり、スマートフォンにそもそも対応していない動画も存在しますので、ある動画が何度やっても見られないといった場合はその動画が非対応である可能性が高いと考えられます。
アプリのエラー
いつもは見られるのに、一時的に動画が見られなくなったという場合は動画を再生しているアプリケーションが原因になっていることも考えられます。まずは一時的なエラーの可能性を考慮してスマホの電源をOFF/ONして試してみてください。それでも改善されない致命的なエラーの場合、アプリのデータ削除やアプリのアンインストール、代替アプリへの変更を検討しましょう。もし再生しているのがブラウザアプリ自体の機能を使っている場合はもちろんブラウザが原因となっているケースも考えられます。
電源を切る/アプリのキャッシュ削除/アプリのデータ削除/アプリのアンインストール/代替アプリへの変更/ブラウザのデータ削除/無効にしているアプリがないか確認/アプリの権限(許可設定)を確認
※ (A)=android (i)=iPhone 記載のないものは共通です。
処理能力不足
電源を長期間切らずに連続起動で利用している場合や、ユーザーの意図に限らず他のアプリと同時利用になっている場合は、動画を再生するだけの力が残っていないということも考えられます。この場合は一度電源を切り処理能力不足が解消されているようであればすぐに動画が見られるようになるでしょう。もし慢性的な処理能力不足に陥っている場合は常駐アプリの設定変更や削除などが必要な場合もあります。
常駐アプリとはスマホ内で常に動作しているアプリのことで、ホームアプリ、ウイルスチェック、バッテリー管理などのアプリが挙げられます。
一時的なエラー
スマホ側の一時的なエラーであれば、一度電源を切ることによって解消されますが、動画というのは配信側の問題で再生できないこともままあります。配信側のエラーの場合、ユーザーがどうこうできる問題ではないので、ここは待つしか方法がないと言えるでしょう。
電源を切る
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ログインエラー
最近では、動画配信サイトの利用も盛んになり動画配信サイトにログインしてストリーミングで動画を視聴するという方法が多いかと思います。そういったサイトで動画が見られない場合は専用アプリのエラーなども考えられますが案外一度ログアウトし、再ログインすれば解消されることもあります。筆者である私もdTVを見ていると度々この問題が起こりますが大抵の場合はこれで改善しています。
再ログイン/時間をあける
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通信速度による影響
スマートフォンの通信と言えば通常のモバイルネットワークでの通信とWi-Fiを使った通信がありますが、モバイルネットワークには各社の通信容量制限が設けられているはずです。最近では家族と通信量を分け合えるサービスなどもあることから、自分ひとりが気をつけていても容量制限に達しているということも考えられます。この他には、室内のWi-Fi接続台数が多くなった時や単純に回線が混み合っている場合などはいかにWi-Fiと言えども通信速度が低下してしまうことがあります。Wi-Fiに関してはスマホ本体での設定になんらかのエラーが発生しうまくつながらない状態になっていることもあるため設定の見直しも有効な手段のひとつと言えます。
通信制限を解除する/Wi-Fiの接続台数を減らす/時間を変える/Wi-Fiの再設定をする
※ (A)=android (i)=iPhone 記載のないものは共通です。