格安SIMの利用者が増え、様々な事業者が新しいサービスを提供している格安SIM業界。
その中で、最近テレビCMなどもバンバンやっているmineo(マイネオ)に注目が集まりつつあります。
「月々750円からスマホが使えるーー」などと言ってますが、実際どのくらいお得になるのでしょうか?
今回はそんなmineo(マイネオ)の特徴や料金プランなどを掘り下げていきましょう。
目次
mineo(マイネオ)ってどんなサービス?
CMなどを見てmineo(マイネオ)のことを最近はじめて知ったという方がおそらく多いと思うので、まずは基本の情報から。
mineo(マイネオ)は株式会社ケイ・オプティコムが運営するMVNO事業者で、格安SIMの中では珍しくau回線用のプランも用意されています。
格安SIMといえばそのほとんどがdocomo回線なので、auユーザーにとっては貴重な選択肢のひとつとなるでしょう。
サービスの特徴
格安SIMにも事業者ごとの特徴があり、速度や容量などサービス自体に力をいれているところもあればサポートなどを充実させ、ユーザーの満足度を高めることに力を入れているところもあります。
mineo(マイネオ)はその中でも、非常にバランスの取れたサービスであり、ターゲットの広さとサポート体制が特徴的です。
mineo(マイネオ)はdocomo利用者、au利用者のどちらもターゲットとし、それぞれにあったプランを展開することで多くのユーザーから支持されており、特にauユーザにとっては貴重な選択肢のひとつなので、auユーザーが格安SIMを購入しようと思うと必ず候補に上がってくるといっても過言ではありません。
そして、格安SIM初心者やスマホ自体に不慣れな人に嬉しいのが、万全のサポート体制です。
初期設定や各種設定に対するサポート体制は格安SIM業者の中でもトップクラスの評判であり、サポートセンターのオペレーターの対応が良いという口コミもよく目にします。
格安SIMというと少しとっつきにくい部分がありますが、mineo(マイネオ)はそういったユーザーの不安をしっかりと解消してくれるサービスであることは間違いなく、はじめての方や何か不安のある方にはぜひおすすめしたい事業者だといえます。
参考 mineo
速度や容量制限は?
格安SIMを利用する際にもっとも気になる、通信速度や容量制限はどのようになっているのでしょうか?
mineo(マイネオ)にはauプラン(Aプラン)とドコモプラン(dプラン)があり、それぞれ利用している通信網が異なるため、速度に若干の違いがあります。
契約した通信量内の通信(通常時)は受信時最大225Mbps、送信時最大25Mbps
契約通信量を使い切った場合(速度制限時)は、通信速度が「200Kbps」に制限されます。
契約した通信量内の通信(通常時)は受信時最大225Mbps、送信時最大50Mbps
契約通信量を使い切った場合(速度制限時)は、通信速度が「200kbps」に制限されます。
どちらのプランも昼間など通信が集中するタイミングでは少し速度が遅くなるといった声もチラホラ耳にします。格安SIMの場合、料金が安いのでこういった部分は多少我慢しなくてはいけない部分ですね。
その他の注意点としてはauプランの場合、au 4G LTEのエリア内でしかデータ通信が利用できないという点です。au 4G LTEのエリアは非常に広く都心部であればあまり問題はありませんが、場所によっては通信ができない場所も出てきますのでその点はご注意を。
200Kbpsの通信というと、ウェブサイトを開くのにも数秒〜数十秒かかるレベルなのでずっとその速度で通常利用するのは少し厳しいと言わざるを得ません。
しかし、簡単なLINEのやりとりやメールなどは少し時間がかかるだけで「利用できない」というほどではないので、数日程度であれば我慢して使うこともできます。
速度制限の対象となる条件は?
制限の対象となるのは
・契約通信量を使い切った場合
3日間でのデータ通信上限など短期で大量のデータ通信をした場合の制限はとくに無いようですが、auプランの場合はau回線を使っているためもともとの回線網の方で制限に引っかかる可能性はあります。
ちなみに、フリータンクという画期的なサービスがあるので、他の事業者ほどデータ量の超過は怖くありません。
関連記事:mineoのフリータンクが画期的!やさしい世界でしか通用しない「ユーザーみんなでパケットシェア」
mineo(マイネオ)にバースト機能はあるの?
公式ページを見ていると大々的にバーストモードが搭載されているという記載はありませんが、mineo(マイネオ)のコミュニティサイトである「マイネ王」にて
“最初の数秒間だけ200kbpsの制限を受けないデータ通信ができるようになっている”という記載があり、実際の口コミでも同様のものが多数みられましたので、バーストモードが搭載されていると判断してよさそうです。
バースト機能というのは、低速でインターネット通信を行う際や速度制限時にページの表示開始直後の速度を早めることによって、低速状態でもスムーズにインターネットを楽しむことが出来る機能です。
料金プラン
料金プランはauプラン、ドコモプランそれぞれの中から使う通信容量や通話機能の有無によって自分に合ったものを選択することができます。
auプラン
▼シングルタイプ(データ通信のみ)
500MB | 1GB | 3GB | 5GB | 10GB |
---|---|---|---|---|
700円 | 800円 | 900円 | 1,580円 | 2,520円 |
▼デュアルタイプ(音声通話付き)
500MB | 1GB | 3GB | 5GB | 10GB |
---|---|---|---|---|
1,400円 | 1,500円 | 1,600円 | 2,280円 | 3,220円 |
-SMS機能(国内)-
シングルタイプ 月額無料
デュアルタイプ 月額無料
(送信3円 受信無料)
ドコモプラン
▼シングルタイプ(データ通信のみ)
500MB | 1GB | 3GB | 5GB | 10GB |
---|---|---|---|---|
700円 | 800円 | 900円 | 1,580円 | 2,520円 |
▼デュアルタイプ(音声通話付き)
500MB | 1GB | 3GB | 5GB | 10GB |
---|---|---|---|---|
1,310円 | 1,410円 | 1,510円 | 2,190円 | 3,130円 |
シングルタイプ 120円/月
デュアルタイプ 月額無料
(送信3円 受信無料)
通話オプション
■通話定額30
月額840円
最大30分定額で通話可能。
■通話定額60
月額1,680円
最大60分定額で通話可能。
プランの変更や繰り越しの有無
各料金プランは月ごとに変更をすることもできますし、余った通信量は翌月へ繰り越すこともできるため、利用するデータ量をコントロールすればまさに格安で利用することができます。
契約したデータ量を超過した後に高速通信を復活させたい場合は150円/100MBで容量の追加をすることもできます。
各プランの最低利用期間は?
最低利用期間に関してはとくに制約がなく、とりあえず試してみたいという人にもおすすめです。
ただし利用開始月の翌月から12カ月以内にMNPで他の事業者へ転出する場合には、MNP転出手数料12,420円が必要となりますので電話番号にこだわりのある方はご注意を。
mineo(マイネオ)がおすすめの方はこんな人
最後におすすめポイントのおさらいと、どんな人におすすめかという点をまとめておきます。
おすすめユーザー(利用環境)その1
■おすすめユーザーその1:現au利用者
au利用者の場合、そもそも格安SIMの選択肢が少ないので中にはドコモ系の格安SIMにのりかえるという方もいらっしゃると思います。
一般的にはauよりもドコモの方が通信環境が良いということが多いですが、場所によってはドコモよりもauの方が通信環境が良いということも当然あります
こういった理由からauを愛用していた人にとっては、auの通信網そのままで格安SIMが利用できるというのはかなりのメリットとなるでしょう。
おすすめユーザー(利用環境)その2
■おすすめユーザーその2:格安SIM初心者やスマホ初心者
格安SIMをはじめて使うという場合や、スマホの操作自体にまだあまりなれていないというような場合には、事業者からのサポートがどの程度受けられるのかという点が重要なポイントとなります。
mineo(マイネオ)のサポートの良さは一般的にも認知されているほど評判がよく、無料の電話サポートの他に有料ではありますが店頭での対面サポートもしてくれるので、格安SIMデビューには最適です。
おすすめユーザー(利用環境)その3
■おすすめユーザーその3:現在利用中のスマホを使い続けたい方
格安SIMを購入する場合はSIMだけを購入することもできますし、格安スマホを一緒に購入することもできます。
mineo(マイネオ)の場合はどちらかといえば端末(スマホ)セットよりもSIMカードを単体で契約し、既存で利用しているスマホをSIMロック解除するなりして利用するという方が多いような印象があります。
その背景にはやはりドコモだけでなくau利用者でも容易に切り替えることができるという点があり、「今のスマホのままで料金だけ安くする」という点に特化していると言えます。
もちろん、端末セットで申し込むこともできますので、スマホ自体がはじめてだという人でも問題はありません。