こどもが突然「スマホが欲しい」と言い出しても、「じゃぁはい」と即決することができないのが、スマホの難しいところです。
ガラケーであれば月1000円前後でも利用でき、緊急時の通話も高い品質で行えるため、安くて安心というイメージがありますが、どうしてもスマホとなると「高い」というイメージがあると思います。
今では「格安SIM」があるので、料金を抑えることもできますが、そうなると今度は「なんだか安い分繋がらないことがありそう」という不安がよぎってしまいます。
そこで今回は「安さも安全も得られるとっておきのスマホ運用術」を皆さまにご紹介しようと思います。
「品質」と「料金」は比例する
まず、安さを得ようと思うのなら、格安SIMを契約するというのは必須です。
大手キャリアでは高い通信料も格安SIMであればグッと圧縮することができます。
しかし、格安SIMのデメリットは料金を抑えようと「IP電話や通話アプリ」に依存した運用をしていると「緊急連絡時」に繋がらないリスクがあるという面です。
IP電話を使ったことが無い人はイメージがわかないかもしれませんが、インターネット回線を使った通話というのはどうしても通常の通話よりも品質が落ちてしまい、繋がらなかったり声が途切れて聞き取れなかったりすることも多くあります。
そして、IP電話や通話アプリでは110番や119番へ緊急通報ができないので、その点はまさに致命的と言わざるをえません。
それだと困るからと大手キャリアでスマホを契約するのであれば、品質的な問題は解消されますが、格安SIM以上に料金を抑えることは難しくなってしまいます。
もちろん、通話機能を使いたいだけであれば、格安SIMにも通話機能付きSIMがありますので、それを選ぶこともできます。
しかし、その場合たしかに基本使用料は安いままで済みますが「通話料」の負担が大きくなってしまうのです。
大手キャリアをずっと使っている人は忘れてしまいがちですが、通話というのは家族であっても通話料がかかるのが普通であり、格安SIMの通話機能では家族に通話する場合でもタダにはなりません。
ではどうするのがベストだと言えるのでしょうか?
答えは単純かつ簡単で、それぞれの「いいとこ取り」をすればいいのです。
どういうことなのか、詳しく解説していきましょう。
安くて安心、最強のスマホ運用術
「いいとこ取り」運用のやり方はとても簡単で具体的に言うと
《家族が使っているキャリアと同じキャリアで通話用のガラケーを契約し、それとは別でスマホ用の格安SIMを契約する》
という方法です。
つまり「二台持ち」ということですね。
もちろん、すでにガラケーを使っているお子様であればそのままで問題ありません。
スマホは新しく格安スマホをセット契約することもできますし、お父さんお母さんのお古を使って格安simで動かせばさらにかかる費用を圧縮することができます。
ガラケー+格安スマホのメリット
この運用法のメリットは「安さ」と「通話品質の高さ」をいいとこ取りできる部分です。
キャリアのガラケーならば、通話品質は言うまでもなく最高ですし、ファミリープランで家族間の通話を無料にできますので月々1000円程度のコストで高品質な通話機能を利用できます。
ガラケーを持っているということは格安SIMはデータ通信専用のもので十分ですので、さらにスマホ代も抑えることができるのも嬉しいポイントです。
スマホの料金は使う通信量によってことなりますが、現実的にはデータ通信量が3GB~5GB程度は必要だと思います。
参考として低料金で人気のDMMモバイルの料金表を見てみましょう。
容量 | データSIMの料金 |
ライト | 440円 |
1GB | 480円 |
2GB | 770円 |
3GB | 850円 |
5GB | 1210円 |
7GB | 1860円 |
8GB | 1980円 |
10GB | 2190円 |
15GB | 3600円 |
20GB | 4980円 |
その他のプランは高速通信プランになっているので、契約したデータ通信量に達するまで受信時最大300Mbps、送信時最大50Mbpsでの通信が可能です。
■参考:格安スマホなら!DMMモバイル
3GBで850円、5GBで1210円ということは、ガラケーの維持費に1000円かかったとしても合計2000円~2210円/月程度で運用できるということになります。
これくらいの料金で運用することができるのであれば、「買ってもいいかも」と思えるのではないでしょうか?
さらに、初期費用を抑えたいと言う方やお子さんがまだ小さいという場合は、お父さんお母さんが過去に使っていたスマホをそのままお子さんに譲ってあげれば、新しいスマホを購入する費用を抑えることができますし、万が一操作がわからなくても自分が使っていたスマホならば教えてあげることもできるので安心です。
この場合は、「SIMロック」というものがかかっていますので、スマホを購入したキャリアと同じ通信網を利用している事業者の格安SIMを契約しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
この方法ならば、通話品質もよく、料金も抑えられますし、同じキャリアならガラケーでも位置検索ができる※ため、万が一でも安心です。
※利用できない機種もあります。
本当におすすめの方法なのでぜひ皆さまもマネをしてみてくださいね。
「でも格安SIMって難しそう」と思った方は当サイトで格安SIM契約の基本を簡単3ステップでご紹介しておりますので、よろしければこちらも参考にしてみてください。
▼格安SIM契約簡単3ステップ