「NEXUS 5 XがAndroid7.0 Nougat(ヌガー)へアップデート可能に!」でもご紹介した通り、筆者が仕事用で使っているAndroidスマホ「NEXUS 5 X」にAndroid7.0へのメジャーアップデート通知がきました!
ふと見てみると、偶然にも充電残量は100%、バックアップも出来てるし、どうしても使わなくてはいけないアプリもないので、即効でアップデートを開始しました。
そして待つこと約1時間、今筆者の手元には、Android7.0に生まれ変わった「NEXUS 5 X」があります。
そこで今回はAndroid7.0にまだ触れていない方のために、使用感を簡単にまとめていきたいと思います!
Android7.0 Nougat レビュー
Android7.0 Nougatになって変わったところはたくさんありますが、その全てをレビューしていると数万文字になりそうなので、いくつかの機能を抜粋してご紹介していこうと思います。
今回注目するのは以下の点です。
■マルチウインドウの正式採用
■「新機能」データセイバー
■通知機能の改善
■設定の改善
それでは、それぞれの項目を確認していきましょう。
マルチウインドウの正式採用
ホームボタンの横にある履歴ボタン「□」を長押しすると、マルチウインドウが起動します。これにより、様々なアプリを二画面で同時利用することができ、今まで以上に少ない手間でスマホを操作することが可能です。
ちなみに、「正式採用」という言葉を使っているのには訳があり、実は「マルチウインドウ」という機能はAndroid7.0以前のスマホでも、一部の機種で利用することができました。
実際、筆者はGalaxy noteシリーズも愛用しており、この機種はかなり早い段階でマルチウインドウが使えた端末のひとつです。
それが今回のAndroid7.0からは機種に関係なく利用することができるよなったという訳です。
この機能によって、お店の電話番号を調べてブラウザアプリを立ち上げたまま電話番号をプッシュできたり、WEBサイトを見ながらメールやメモを作成できたりと、様々な応用が可能になります。
今はまだ、このマルチウインドウに対応していないアプリも多いですが、ほぼ全てのアプリで利用可能になれば、その可能性は無限大です。
対応していないアプリの場合は「アプリで分割画面がサポートされていません」と表示され、選択することができません。
「新機能」データセイバー
Android端末には「バックグラウンド通信」というものがあり、アプリを起動していない時でも、アプリが通信し勝手に通信量をくってしまうことがあります。
一般ユーザーからすると、そこまで気にならない部分ですが、格安SIMを利用している人や、データ量を使い放題のプランにしていない人ならば、「不要だ」と感じたこともあるのではないでしょうか?
Android7.0では、そんな「バックグラウンド通信」を止めてくれる「データセイバー」という機能が追加されました。
これにより、不要なバックグラウンド通信を防ぐだけでなく、個別にデータ量の無制限仕様を許可することもできるので、特定のアプリのみバックグラウンド通信をさせたいという場合にも有効です。
ちなみに、Chromeを開いた時には以下のような画面が表示されます。
通知機能の改善
今回、一番変わったと感じ部分がこの通知機能です。
通知の表示が見やすくなっただけではなく、通知を表示するステータスバーのアクションにも変更がありました。
ロック画面やステータスバーに表示される「通知」の横幅が広くなり、視認性が上がったため、単純に「見やすい」という印象を受けます。
ステータスバーのアクションに関しては、1本指でスワイプすると今まで通りに、2本指でスワイプすると「クイック設定パネル」が一発で表示される仕様となっており、設定の変更がより簡単に行えるようになっています。
また、メッセージアプリなどの「返信」をアプリを起動せずともステータスバーから行えるようになった点は、嬉しい人も多いのではないでしょうか?
■1本指でスワイプした場合
■2本指でスワイプした場合
いままでだとこのようにクイック設定パネルを全部表示させるためには、一度ステータスバーを下してから、もう一度スワイプする必要がありました。
一回の操作で出来るようになったことで、手順をひとつショートカットすることができます。
設定の改善
スマホの本体設定なんてあまり見ないという方も多いかもしれませんが、こういった部分が使いやすくなるというのは非常に重要なことです。
Android7.0ではまず、設定を開くと候補が現れるようになっています。
ここには、ユーザーが次に設定するであろう項目を自動的に表示してくれる仕様になっているので、頻繁に設定変更をする人には嬉しい機能です。
そして、ひとつひとつの設定が、一覧画面上で簡単に確認できるようになりました。
今までなら、項目をタップし開かなければ見れなかった部分が「見える化」されているので、余計な操作を防ぎ、利便性が向上しています。
筆者が一番良いと感じたのは、何かの設定項目に画面を移管した時に現れる、左上のメニューアイコンです。
これにより、設定画面の奥深くに潜っていても、戻るキーを押すことなく、別の設定へと移動できるようになりました。
■メニューボタンが左上に表示される
■タップするとメニューが展開、簡易アクセスが可能に
この記事のまとめ
個人的な印象では、Android7.0はかなり使いやすいOSだと思います。
今回紹介した部分だけでなく、細かいところはまだいくつかの変更点がありますので、あとは皆さまが実際にアップデートした時やAndroid7.0 搭載機種を購入した時に確認してみてください。
アップデートを悩んでいる方は、アプリの互換性さえ大丈夫であれば、アップデートすることをおすすめします。