海、プールでスマホはどうする?防水ケースの賢い選び方と”水濡れ”より気を付けるべき事

 夏になれば海やプールへお出かけする機会が多くなります。時代が変わっても、暑い日に水浴びしたいという気持ちは人間なかなか変わらないものです。
 しかし、現代では一昔前では考える必要のなかった問題がひとつあります。それは、スマホをどうすればいいのか、という問題です。

 待ち合わせから記念撮影までこなせるスマホは、海やプールに限らずレジャーには必需品。かと言って、さすがに海に持っていくと壊れそうで怖い…。と悩んでいらっしゃる方も多いことでしょう。

 今回は、そんな皆さんのお悩みをズバッと解決していきましょう。

防水スマホは海やプールでも大丈夫!?

 まれに、「私のスマホ防水だから海でも大丈夫なの」なんて言いながら、海辺でパシャパシャ記念撮影している人を見かけることがありますが、実はこれ基本的にNGです。

 スマホの防水性能というのは、基本的に真水に対しての話であって、プールの水や海水には対応していないものがほとんどです。
 ごく一部のタフネス系スマホの場合、防水・防塵・防海水なんてものもありますが、ほとんどの人は通常のスマホを利用されているはずなので、スマホをそのまま海やプールに持ち込むのは止めておきましょう。

 スマホの防水性能というのは基本的に経年劣化しますので、今までもやってたけど壊れたことがないという人も、安心はできません。。
 筐体に小さなヒビが入っていたり、歪みがあったりすると、以前と同じ防水性能を保てているとは限らないのです。

 海やプールにスマホを持ち込む場合は、必ず防水バッグに入れて取り出さないようにするか、防水ケースを活用するようにしましょう。

防水ケースを選ぶ際のチェックポイント

 スマホの水没というのは、多数の故障を誘発したり、全損状態にさせる、最悪の状態だと言えます。修理なら高額修理になることが多く、買い替えを余儀なくされるかもしれません。
 まだスマホを買い替えたばかりの方や、今のスマホをまだ機種変更する予定がない方、データのバックアップが出来ていなくて消えて困る方などは、しっかりと防水ケースを選び、事故を未然に防ぐようにしましょう。

 ジッパー付きの袋や非常に安価な防水ケースを使って失敗すると、結局、安物買いの銭失いになってしまいますので、以下の3つのチェックポイントを意識して、最適なものを選ぶようにしましょう。

機種代金は0円とは限らない
 利用中のスマホを購入してから2年以上経過していない人で、機種代金を一括で支払った人(機種によりますが10万円前後)以外は、ほとんどの人が分割の機種代金が残っています。
 なかには、0円だと思い込んでいる人もいるかもしれませんが、もしかするとそれは機種代金と同額を基本使用料から割引してくれているだけかもしれません。
 そのような状態で、スマホを水没させ、機種変更するとなると、割引はなくなり、多額の機種代金だけが残ってしまう、なんてこともありますので、わからないという方は一度確認しておくことをお勧めします。

ポイント1 防水規格

 防水の規格というのは「IP」という文字を使って表記されています。「IP」の後に書いてある数字が大きいほど防水性能が高いと考えておけば問題ありません。

 防水ケースはIP6~8程度であることがほとんどです。

IP6~8の性能
  • IP6: あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない
  • IP7: 一時的(30分)に一定水深(1m)の条件に水没しても内部に浸水しない
  • IP8:継続的に水没しても内部に浸水しない
 ここで、注意して頂きたいのは、IP6は水没に対する耐性がないということです。水没させる危険性がある場合は、必ずIP7以上を選ぶようにしましょう。

 そして、水中でカメラ撮影などをされる場合は、必ずIPX8の物を選ぶ必要があります。
 
 これらはあくまでも「水」に対する耐性の話なので、「海水」を防げるかどうかというのは、別問題です。ただ、IP8の場合は原則として完全密閉状態にあるため、海水でも大丈夫という認識もできなくはありません。

ポイント2 大きさ

 防水ケースを選ぶ際は必ず自分のスマートフォンが入るサイズの物を選びましょう。防水ケースというのは、普通の袋と違い、あまり伸び縮みしてくれません
 小さいサイズのものに無理やり入れてしまうと、穴が開いてそこから水没するなど、本末転倒となってしまいますので、事前の確認を怠らないようにしましょう。

 スマートフォン用だけでなく、タブレット用もありますので、タブレットや大型のスマホ、ファブレットなどを持ち込みたい方は、タブレット用で探すと良いかもしれません。

ポイント3 操作性

 ずっと海辺やプールサイドでスマホを操作しているわけではないので、操作性はあまり重視されないポイントです。
 しかし、いざ使うという時に、なかなか写真の撮影が出来なかったり、文字の入力が出来なかったりして、結局取り出して使った、なんてことになっては意味がないのです。
 
 Amazonや楽天市場などで購入される場合、ユーザーレビューなども確認し、できるだけ使いやすそうなものを選びましょう。

 iPhoneの場合はtouch ID(指紋センサー)が使えるかどうかで、操作性は大きく変わりますので、要チェックです。
プラスワン
 実際に使用する前には、中に紙などを入れ、お風呂でテストするなどしておくと、初期不良の製品にあたってしまっても万が一の事故を防ぐことができます。
 そして、防水ケースは経年劣化することがありますので、以前に購入したものなどは寿命が来る前に買い替えておきましょう。他の製品と違い寿命が来たと同時に事故が起こりますので、早めの対応が必要です。

防水ケース以外の便利なスマホアイテム

 海やプールでスマホを使うなら、防水ケース以外にも色々な便利グッズがあります。
 ここでは、4つのおすすめグッズをご紹介します。

防水バッグ

 あまりスマホを利用するつもりもなく、貴重品として財布などと一緒に手元に置いておきたいという方は、小さな防水バッグがオススメです。

 スマホ以外の財布や鍵など濡らしたくないものを一緒に入れておけるので、非常に便利ですよ。

Bluetoothイヤホン

 防水ケースしていると少し不便なのが、通話機能を使う時です。
 防水ケースは密封状態にあるため、スピーカーに耳をあてても声が聞き取り辛くただでさえ電波が不安定な海などではまともに話ができなかったりします。

 そんな時はBluetoothイヤホンを利用してみましょう。

 防汗・防水タイプのものでもわりと安価で売っているので、もしかすると電話を使うかもしれないという方はひとつ持っておくと安心です。

Bluetoothスピーカー

 海やプールで音楽を楽しみたいという人もたくさんいますよね?
 しかし、防水ケースを使っていると、通話機能と同じく、音がこもってしまいよく聞こえません。

 そんな時は防水タイプのBluetoothスピーカーを使いましょう。

 これなら水辺でもしっかり聞こえる音量で音楽を再生できます。
 使い終わったら家のキッチンやお風呂でも使えるので、ひとつもっておけば重宝しますよ。

バッテリーチャージャー

 海水浴やプールの帰りに、ルートや乗り換えの検索をしようと思ったらバッテリーがない!という経験をされたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
 実際に、屋外の高温状態でスマホを使う場合や、海のように電波が不安定な場所では通常よりもバッテリーの減りが早くなるため、そのようなことが起こる可能性は高いと言えます。

 そんな時でも、バッテリーチャージャーがあれば帰る前に充電して、帰宅の瞬間まで安心してスマホを利用できますので、持ち物に加えておくことをおすすめします。

海やプールにスマホを持ち込む際に気をつけること

 海やプールにスマホを持ち込む際の注意点と言えば、言わずもがな「水濡れ」ですが、これは完全防水タイプのケースを使い、不用意に取り出さないようにすれば簡単に回避することができます。

 それよりも、皆さまに気をつけて頂きたいのは「高温」「盗難」です。

スマホは意外と熱に弱い

 スマホというのは水に弱いですが、実はそれに近いくらい「熱」にも弱い製品です。

 海やプールというのは屋外であることが多いので、パラソル等を上手く使わないとスマホが長時間直射日光にさらされ、高温状態になってしまいます。

 実際、海水浴にいってから電池の持ちが悪くなったという方もいらっしゃると思いますが、あまり長時間スマホを高温状態にしてしまうと、内部部品やバッテリーに異常が出てしまい、その後利用に支障をきたす恐れがあります。

 スマホを使わない時はタオルにくるんで日陰に置いておくなどの対策は必須です。

海やプールは盗難が多発する

 海やプールでは、貴重品を水の中までもっていくということはしないため、盗難のリスクは必然的にあがります。

 うっかり忘れている方も多いと思いますが、スマホは個人情報がたくさん詰まっている「貴重品」です。そもそもの本体価格だけで考えても、ブランド物の財布などと変わらないくらいの価値があります。

 もし、スマホを置いて泳ぎにいくというのであれば、しっかり隠すか見張り役をたてるなどしておいた方が良いでしょう。

 「スマホなんて盗る人いないでしょ」と楽観視していると、盗られてから猛烈に後悔することになりますよ。

まとめ

  • 海やプールでは防水ケースを必ず使う
  • 防水性能の高いものを選ぶ
  • 高温と盗難に気を付ける

 せっかくの楽しいお出かなのですから、余計な事故は未然に防ぎたいものです。
 事前の準備を万全にして、海水浴やプールを楽しみましょう。