最近のスマホではあまり聞かなくなりましたが、それでもよくあるトラブルとして挙げられるのがスマホの熱暴走です。
初期頃の機種では充電しながらの操作などで本体が熱くなり、それが原因で充電が出来なくなったり本体が勝手に再起動したりする症状が散見されました。
実際、筆者が昔使っていたauのISW11F(ARROWS)ではパズドラをしていると、どうしようもなく熱くなりリアカバーを外して保冷剤をくっつけて利用していたくらいです。
※高確率で故障しますので、絶対に真似しないで下さい
そんな訳で今回はそもそもスマートフォンがなぜ熱くなるのかその原因に関してまとめてみましたのでお困りの方がいらっしゃれば、参考にしてください。
スマホが熱くなる原因
専門用語で解説すると難しくなってしまうので、ここではわかりやすくスマホを私たち人間に例えて話を進めていこうと思います。
まずはとくに旧世代のスマホに多い、スペックは高いが実際にスマホが全力を出すと熱くなるという現象から。
これは当然と言えば当然で、私たち人間でも100M程全力で走れば汗をかき熱くなるのと似たようなものです。
スマートフォンやパソコンには性能を示す数値が色々ありますが常に100%のパフォーマンスを発揮しているわけではありません。
つまり100M走れるか、と聞かれればば答えはYesですがそれを丸一日続けてられるか、と聞かれればそれはきっとNOですよね?
このことはスマートフォンも同じです。性能上処理しきれるものであってもそれを長時間行うと熱くなってしまうものです。
さらに日本のスマートフォンというのはほとんどが防水仕様です。防水ということは気密性が高く、熱が逃げにくいという側面もあります。
極端な話サウナスーツを着て100Mダッシュなんて汗びっしょりになるのは目に見えていますよね。
ここまで言うとなんとなくわかってきますが、要するに、「無理をさせすぎてはダメ」ということです。
これで熱くなっているのであれば単純に休ませてあげると良いと思います。何も1時間電源を切りましょうなんて話ではありません。ほんの10分程電源を切って冷ましてあげればそのあとも機嫌良く働いてくれるものです。
何もしていないのに熱くなるのはなんでだろう?
しかし、中には「何もしていないのに熱くなる」という場合もありますよね。
そういった場合どのような原因が考えられるのでしょうか?
この答えはとてもシンプルで、本当に何もしていないのに熱くなるスマホというのは私もさすがに故障だとは思います。しかし、本当に何もしていないかどうかはしっかりと調べる必要があるのです。
例えば長期間電源を切っていなくて、何かのアプリでエラーが発生しずっとそのままになっているとか、SDカードが破損してずっとスキャン中になっているとかパッと見では解らないが、何もしていなさそうで「実はスマホの中は大忙し!」というパターンは正直多いのではないかと思います。
その他にも、戻るボタンを使わずホームボタンばかりをつかってアプリをきちんと終了していなかったり、ウルスチェックやバッテリー管理などのいわゆる常駐アプリがパフォーマンスを重視するあまり本体に負荷をかけているというパターンもあります。
例を挙げだすとキリがありませんが、一度電源をOFF/ONしてみてそれでも勝手に熱くなるようであればユーザーが意図して立ち上げたアプリではなく、常駐しているアプリや、バックグラウンドで通信を行っているアプリが原因になっている可能性も考えられます。
特定のアプリが原因になっている場合は常駐アプリの設定やアプリの通信設定などを見直してやれば改善する可能性があります。
原因が特定できない場合は?
原因となっているアプリを特定できないという場合はスマホが熱くなるときの共通点を探していくのが効果的です。
なにをしている時に熱くなるのか、どのようにすると熱くなるのか、いつ熱くなるのかなど、細かくチェックしていくことによって原因が見えてくることもあります。
例えば、いつも同じ時間に熱くなるのであればその時間にどのアプリがバックグラウンドで動いているのかチェックしてみたり、いつも同じアプリを利用している時に熱くなるのであればそもそもそのアプリの実行はあなたのスマートフォンにとって100Mダッシュと同じくらい疲れることなのかもしれません。
以上のように少しずつ確認していきそれでも改善がない場合不要なアプリのアンインストールや場合によっては必要なデータだけバックアップを取って初期化なども選択肢として考えなくてはいけなくなります。
初期化するくらいなら買い替えようという方もいらっしゃるとは思いますがそもそもユーザーの利用方法に原因がある場合買い換えたところで同じことが起こる可能性もあるのでしっかり見極めることが大切です。
スマートフォンというのはとても賢いです。しかし、あまり無理をさせると不具合という形で我々に訴えかけてきます。そのサインを読み取りスマホを気遣ってあげることが使いこなし術の第一歩なのかもしれませんね。
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↑コチラのページで細かい操作手順やスマホが熱くなる原因と対策について詳しく解説しておりますので、必要な方はコチラのページも参考にしてみてください。