スマホを利用しているといろいろなトラブルが発生しますがその中でもダントツで一番よく出会うのが画面が固まって動かなくなる現象、いわゆるフリーズというやつですね。
もはや、フリーズくらいでは動じないという人も多くなってきているかもしれませんが、ここぞという時にフリーズしてしまったり、何度もフリーズを繰り返していたりすると少し心配になってきますよね?
今回はこのフリーズの原因と対処法をご紹介していきましょう。
フリーズの原因と対処法
フリーズという症状は私たち人間でいうところの風邪に似た症状で根本の原因がわからない場合でも寝てしまえば治る、つまり電源を一度切ってしまえば改善するということが非常に多いです。
その後再発しないようであれば基本的には問題ないのですが頻繁に起こるようであれば原因を追究し、改善してあげないと何度も何度も固まってしまいます。
当ページでは主なフリーズの原因を3つのパターンに分類して紹介していますので一度すべてに目を通していただいて一番自分の症状に近いものの改善策から試してみて下さい。
原因その1 アプリのエラー等
このパターンで一番わかりやすい症状としては他は何も問題がないのにカメラアプリを立ち上げると必ずフリーズするなど特定のアプリや機能だけでフリーズする場合です。
もちろん特定のアプリが原因となっているが何をしていてもフリーズするということもありえます。
アプリがフリーズを引き起こしている場合に考えられることは以下の3点です。
- アプリそのものの不具合
- 関連するアプリの不具合
- 本体や付属品の故障
これらの原因をカメラアプリを例に考えていくと
アプリそのものの不具合というのは、カメラアプリ自体の不具合ということ。
関連するアプリの不具合というのは、後からインストールしたカメラアプリやカメラ機能を使うアプリ(QRコードリーダー/画像の編集アプリなど)の不具合ということ。
本体や付属品の故障というのは、本体のカメラ機能の故障や保存先であるSDカードの不具合ということですね。
フリーズが起こる際の状況によってまずは関連性の高いアプリアップデートやキャッシュの削除、関連アプリが無効化されていないかの確認やアンインストールなどを行うのが有効な手段と言えます。
症状とアプリに関連性が見えない場合は、最近インストールしたものや、常駐アプリなどから確認していくのがおすすめです。
それでも改善しない場合、アプリによってはSDカードの領域を使用するがゆえにSDカードの故障が二次被害的にフリーズを引き起こしていることもありますので、一度SDカードを未挿入の状態で立ち上げて改善があるか確認してみましょう。
※アプリによってはSDカード未挿入だとそもそも起動できないものがあります
色々試してみてそれでも改善しない場合は最終手段としてスマホの初期化というのも考えられます。初期化しても治らないとなるといよいよ本体故障の可能性があるので修理に出すか、機種変更するというのが結論となります。
原因その2 メモリ不足
スマートフォンにはメモリと呼ばれる作業スペースがありこのメモリの空き容量が低下するとスマートフォンはフリーズしてしまうことがあります。
そもそもなぜ空き容量が低下するのか、という点に関していくつか考えられる原因をあげると以下のようなことが考えられます。
- 電源を切らずに連続起動している
- タスクキラーなどで強制終了した際にデータが残存している
- 高処理のアプリを同時に展開している
- メモリ(RAM)の容量が少ない
- 常駐アプリが多い
上記の5つの原因をさらに共通点のある2つのグループに分類すると緑と赤のグループにわかれます。それではそれぞれのグループに対する対処法を見ていきましょう。
緑グループの対処法
1.電源を切らずに連続起動している
2.タスクキラーなどで強制終了した際にデータが残存している
この場合の対処法ですがズバリ電源を切りましょう。
メモリというのはスマホの一時的な作業スペースですが、ずっと連続でスマホを使用しているとエラーが発生したり、色々な理由でメモリ上にデータが残存してしまいます。
タスクキラーや最適化ツールなどのアプリでメモリを開放しているから大丈夫だという人もいますがタスクキラーなどのアプリでメモリを開放した場合そもそも解放時にデータが残存してしまうことがありきちんと終了できていないというケースもあります。
こういった場合は一度電源をしっかり切ってあげれば問題ありません。
“電源を切る”と言っても何も1時間電源を切って下さいという話ではありません。スマートフォンというのはパソコンと違い緊急の連絡が入る可能性が高いのであまり長く電源を切るわけにはいかないと思います。
なので電源を切ること自体はほんの数秒、数分で大丈夫です。一回の電源を切る時間よりも、意識してもらいたいのは電源を切る回数です。よほど四六時中スマホを利用しているという人以外は1日に1回切れば十分ですので、少しでも重いと感じたら電源を切ってスマホを休ませてあげましょう。
赤グループの対処法
3.高処理のアプリを同時に展開している
4.メモリ(RAM)の容量が少ない
5.常駐アプリが多い
この場合は単純に使用しているアプリの容量がスマホ本体の許容量を超えている可能性が高いため、今使っているアプリの中で不要なものの使用を控えるかたくさん使ってもフリーズしない機種に機種変更するのが現実的な解決策となります。
まず、高処理のアプリを利用しているがゆえにフリーズしているのであれば単純にそのアプリの使用を控えれば良いのですがそれがユーザーにとって必要不可欠なアプリの場合はそのアプリを使用しない=スマホを利用する価値がなくなるということになるので人によっては実行することが難しいかもしれません。
ただ、ゲームをしながら音楽を聴いているなどべつに同時に使用しなくてもいいものを使用している場合、つまり我慢できるよなものであれば少し我慢をするだけで改善する可能性はあります。
他には、どんなアプリでもたいていは代替アプリがありますので、似た機能をもった他のアプリに切り替えるというのはいいかもしれませんね。
反対にどれだけ我慢しても解決できないのは根本的に機種のRAM(メモリ)の容量が低い場合です。
最近ではRAMが3GBなんて機種は珍しくもないですが、スマホ発売当初のRAMは500MB~1GBほどだったのでこのような低用量の機種を利用されている場合は根本的に解決することが難しいと言えます。
もし、長期間同じスマホを使っているのであれば機種変更も視野に入れることをおすすめします。
最後に常駐アプリが原因でメモリを圧迫している場合ですがそもそも常駐アプリって何?という方の為に例をあげると
- ホームアプリ
- セキュリティアプリ
- 各種管理アプリ(バッテリー)
など、ユーザーが意図して利用するというよりはある程度自動で動いてくれたり効果を発生させることのできるアプリを指します。
常駐アプリによって大幅にメモリを消費している場合、その数が多いか同じような効果の常駐アプリが二重で起動している場合などが考えられます。
例えば、始めからセキュリティ対策のアプリが入っているのにそれに気づかずユーザー側で別のセキュリティアプリを入れている場合など、ただでさえスマホが重たくなりやすい常駐アプリを無駄に常駐させている場合はどちらか一方を無効化するか、アンインストールしてしまった方が良いでしょう。
他に常駐アプリ関係でよくあるのはホーム画面をかっこよく(可愛く)したいがためにホームの編集を凝りすぎて重たくなっているという人も見かけます。
スマホでもパソコンでも同じですが見た目をキレイにしたり派手にしたりするにはそれなりのパフォーマンスが必要なのでその点をよく理解したうえでパフォーマンスと見た目のバランスを考えたホーム画面に仕上げた方が良いでしょう。
ウィジェットを多く貼り付けているという人も同じなので、一度ホーム画面の整理をしてみるといいかもしれません。
原因その3 本体故障
フリーズの原因というと、だいたい今までの原因その1とその2が当てはまることが多いですが、やはり本体故障が原因ということも考えられます。
この場合、一番短時間で見分ける方法としては、本体を初期化して余計な付属品(SDカードやSIMカードなど)を全て外した状態で起動してみるという方法が理想的です。
しかし、本体の初期化というのはそうそう簡単にやるものでもないですしバックアップもせずに初期化してしまってはスマホの中の大切な情報をすべて失ってしまうことになるので全部消えても問題ない(バックアップできている)という人以外は上記のフリーズの原因その1とその2を順番に確認してみてそれでも改善しない場合に最終手段としてお試し下さい。
因みに、本体故障と間違えやすいものとしてOSやソフトフェアが原因ということもあります。OSやソフトウェアというのは、本体を初期化してもアップデートやダウングレードするわけではないので、スルーしてしまうこともあるのです。
アップデート対応済みのものはアップデートすれば改善しますし修理に出せば強制的に最新のものにアップデートされるので、見逃していてもあまり問題はないですが厄介なのは、そもそもOSやソフトウェアが原因なのにまだアップデート対応がされていない場合です。
この場合、初期化しても、修理にだしても症状は改善されずOS/ソフトウェアのアップデート対応待ちとなることがありますしっかりとテストを行ったうえで販売されているはずなのでそこまで致命的なフリーズの症状がOS/ソフトウェア起因で起こるというのは正直考えづらいですが、可能性は0ではないということを覚えておいて下さいね。
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↑コチラの記事でこのページの情報やスマホの動作不良に関する他の原因等もまとめておりますので、より詳細な情報を知りたいという方は一度ご覧ください。