子供や両親へ「スマホ」のプレゼント。注意点と選び方のポイントをご紹介

最近では両親やお子様への贈り物として「スマホをプレゼントする」という方も増えてきているようです。

しかし、スマホというのは、ただ買って「はいどうぞ」と簡単にプレゼントできるものではありません。

購入時には「契約」も必要ですし、Wi-Fi環境下以外でも普通に利用したいのであれば月々のコストが発生します。

さらに、「使いこなせるかどうか」という操作面での不安もあるため、「どうしたらいいかわわからない」と考えている方も多いことでしょう。

そこで今回は、スマホをプレゼントする場合注意点や、スマホ選びのポイントをご紹介しましょう。

おすすめの格安SIMはこちらの記事でご紹介しています→クリスマスにスマホをプレゼント!格安SIMで運用するならどれがおすすめ?

そもそもスマホをプレゼントすることはできるの?

そもそも、基本的に「契約」が必要なスマホをプレゼントできるのかどうかという点に関しては「状況にもよる」というのが正しい回答だといえます。

もし、既存のガラケーユーザーにスマホをプレゼントしたいと考えた場合、そのガラケーの電話番号を引き継ぎたいのであれば、回線名義本人でないと勝手に手続きすることはできません。

「もともと自分の名義のものを使わせてあげている」というような場合は、あくまでも自分が回線名義となっているので、手続き可能ですが、親名義のものを勝手に手続きしてプランや機種を変えるということは原則できないのです。
※事前に了承を受けている場合や委任状があれば可能な手続きもあります。

今の電話番号じゃなくてもいいということであれば、こちらで新規契約し、既存のガラケーを解約するという方法もとれますが、多くの方が「同じ電話番号が良い」と思っているはずなので、その場合は委任状などを書いてもらい手続きをするか、一緒に窓口に行くなどして手続きをする必要があります。

この他にスマホをプレゼントする方法としてよく選ばれるのは、「二台持ち」にするという方法です。

二台持ちであれば既存のガラケーがそのまま使えるので、電話番号にこだわる必要もなく、そもそもスマホに電話機能をつける必要すらないので、安いデータ通信専用プランで契約することが可能です。

二台目スマホの料金だけコチラで支払うというようにすれば、「料金が高くなるから…」と敬遠していた方へもプレゼントしてあげることができます。

ちなみに、「二台持ち」をする場合はスマホとガラケーの二台持ちよりも、タブレットとガラケーの二台持ちの方が人気があるようです。

年配の方の場合は画面の小さなスマホよりも、画面の大きなタブレットの方が見やすくて扱いやすいと考える方が多く、二台持ちで既存のガラケーも使えるのであれば操作面での不安もグッと軽減することができます。

タブレットとスマートフォンの操作は基本的に同じなので、タブレットに慣れてから改めてスマホに機種変更するということも可能です。

 

大手キャリアか格安スマホどっちがいい?

現在はスマホを契約できる事業者が増え、「ドコモ・au・SOFTBANK」といった大手キャリアの他にも、格安SIMや格安スマホを提供している事業者を選ぶこともできます。

ここではそれぞれの簡単な特徴をご紹介しましょう。

大手キャリアの場合

大手キャリアのメリットはなんといっても手厚いサポートです。

街中や駅周辺など、ありとあらゆるところにキャリアショップがあり、わからないことがあればすぐに対応してもらうことができます。

万が一の故障時にも補償サービスが充実しているため、サポート面で見るなら間違いなく大手キャリアが良いでしょう。

その分、料金が割高になるというのは、皆さまもご存知の通りです。

格安スマホ(格安SIM)の場合

格安スマホ(格安SIM)を提供している事業者は、事業者ごとの特色があり、使う人に合わせて事業者選びをすることがポイントです。

料金特化の事業者もあれば、安定性やバランス重視の事業者や大手のようにサポート面に力を入れている事業者もあります。

そして、総じて大手キャリアより通信料が格段に安くなるのが最大の特徴であり、下手をすれば、大手の半額以下で運用可能なこともあるため、料金面で選ぶのであれば格安スマホ(SIM)に軍配があがります。

これらの違いは大手キャリアVS格安SIM本当にお得なのはどっち?でまとめておりますので、詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。

スマホ選びのポイント

スマホをプレゼントする場合に一番悩むポイントは「どんなスマホにするのか」だと思います。

もちろん、好きな機種を選ばせてあげるということもあるでしょうが、ある程度絞っておいてあげないと、初心者では何がよくて何がダメなのかすらわかりません。

ここでは、プレゼントを贈るターゲット別にスマホ選びのポイントをご紹介しましょう。

両親へプレゼントする場合

両親へプレゼントする場合に気をつけたいのは、操作面や料金面でのサポートをどれくらいしてあげられるのか、という点です。

それがはっきりしていれば必然的にプレゼントするべき機種がある程度絞れてきます。

操作面

スマホをはじめて触ってひとりでなんでもできるようになるというご年配の方はごくわずかであり、誰しもが操作を覚えることに四苦八苦します。

もし、相手が遠方に住んでいて頻繁に教えることができないような状況であれば、サポートの充実している大手キャリアのスマホが良いでしょう。

スマホには大きくわけて「Android」と「iPhone」がありますが、全く知識がないという状態からであれば一般的に「iPhone」が簡単で「Android」は難しいと言われています。

しかし、もしiPhoneを利用しており、キャリアの窓口で修理や診断が行えず「Apple Storeへ行ってください」と言われてしまった場合は、地域によって簡単にいくことができないということもありますので、お住まいの地域にApple Storeが無いのであれば、キャリアショップで完結できるAndroidの方がサポートは受けやすいかもしれません。

ちなみにAndroidには、「らくらくスマートフォン」のような操作が簡単な機種もありますので、操作が特に苦手だという方にはおすすめです。

これとは反対に、身近に住んでいて、簡単に行き来できるようであれば「自分と同じスマホ」をプレゼントするのが良いと言えます。

そうしておけば自分自身がスマホの操作に詳しくないという方でも、自分と同じスマホならばある程度教えることができるはずなので、お互いに安心して利用することができます。

もちろんこれらとは別に上述したとおり、二台持ちをすることによって操作面での不安を軽減するという方法もあります。

料金面

操作も気になるけど、料金が高くなるのが一番困るという方は、やはり格安スマホがおすすめです。

格安スマホであれば、料金をグッと抑えることができコストが気になる方でも安心してスマホを利用することができます。

操作も簡単で料金も安いのがいいというような方ならば、初心者向けのスマホを扱うTONEが一番おすすめです。

TONEなら、月々1000円~気軽にスマホを始めることができ、セットで販売しているスマホも操作がしやすいので、スマホデビューにはピッタリだと言えます。

どうしても大手キャリアで契約したいという方は、上述した「二台持ち」で契約すれば、費用を抑えることもできますので、一度キャリアショップで相談してみることをおすすめします。

お子様へプレゼントする場合

子供というのは、覚えが早く教えていなくてもスマホを使いこなすことができる子が多いので、操作面での不安というのはあまりないと思います。

反対にゲームなどの、高処理アプリを利用したり、写真をいっぱい保存するために本体容量が多く必要になったりと「スペック(性能)」が重要となる場面が多いので、どういった使い方をするのか考えて機種選びをするのがポイントです。

スペック面

若年層に人気があるのは、圧倒的にiPhoneであり、「iPhone以外はスマホじゃない」とまで思っている子もいるそうです。

たしかにiPhoneは安定性が高く、高処理なアプリをたくさん動かしてもサクサク動いてくれる優秀な機種なので、その人気にも頷けます。

しかし、iPhoneの場合、AndroidのようにSDカードで簡単に保存容量を増やすということができませんので、あらかじめ大きい容量のものを購入するとなるとどうしても本体価格が高くなってしまい「子供にこれはもったいない」と思う方も多いようです。

もちろんAndroidでもハイスペックな機種はそれなりの本体価格になっており、安価な機種になればそれなりの性能になってしまいますので、買って早々に「動作が重いからイヤ」と言われてしまうことを考えると、初期投資は惜しまない方が良いのかもしれません。

格安スマホにもハイスペックなものはありますので、「性能も本体価格も」という方は「Zen Fone」のハイスペックモデルがおすすめです。

料金面

子供は大人よりも通話機能を使う機会が少なく、格安スマホ(SIM)を使うのに適していると言えます。

どの事業者でも基本的に格安スマホと格安SIMをセットで購入できますが、選択肢が豊富な事業者もあれば、数台しか選択肢がないという事業者もあるため、もしお子様自身になにかこだわりがあるのであれば選択肢が豊富な「楽天モバイル」あたりで選ばせてあげるのが良いかもしれません。

格安SIMはIP電話や通話アプリを使うのであれば、データ通信専用プランにして、料金をより抑えることもできます。

しかし、「緊急連絡用」として持たせるのであれば、つながりやすさを重視し通話機能が使える契約にしておかないと、いざという時にIP電話ではつながりませんでしたでは話にならないので、持たせるお子様の年齢や状況に合わせて適切なものを選びましょう。