「よし、格安SIMデビューしよう!」
格安SIMについて自分なりに色々情報収集し、いざ契約となった時、スムーズに手続きができる人とそうでない人がいます。
それは単純に事前に準備をしていたかどうかの違いなのですが、はじめて格安SIMを契約するという人の中には、何が必要なのかわからないという人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は格安SIMを契約する際に準備すべきことと、手続き時に必要なものをまとめていきたいと思います。
格安SIMの契約に必要なもの
格安SIMを契約する際に必要なものはそれほど多くはありませんが、事前にしっかりと準備をしておくことで、未然にトラブルを防ぎスムーズに契約することができます。
とくに解約月に解約金をかけずにのりかえしたいという人は、早め早めに準備しておかないと、契約の遅れによってムダな解約金を支払わなくてはいけなくなることもありますので注意が必要です。
ここでは手続き前に確認すべきことと手続き時に必要なものを確認していきましょう。
手続き前に確認すべきこと
手続き時に前に確認すべきことの多くは今使っているスマホの契約に依存する部分となります。
格安SIMへののりかえはほとんどの人が今のキャリアでの契約を解約してMNP(番号そのままでのりかえ)するという方法を選択されると思いますので、既存の契約内容の確認というのは必須です。
手続き時に確認すべきことをピックアップすると以下のようになります。
1.端末の残債
今使っているスマホが購入から2年以内の場合、端末代金を分割購入した際の残債が残っている可能性があります。
大手キャリアでは、端末を購入すると基本使用料を割引してくれるサポートがありますので、「実質0円」で契約している場合は、解約すると残りの割引が受けられずに端末代金が大きく残ってしまうということもありますので注意が必要です。
「一括購入」や「一括0円」で購入したという人は問題ありませんが、多くの人が把握しきれていない状態だと思うので必ず確認しておきましょう。
2.解約月と解約金
中にはスマホを買ってから2年たったら解約できると考えている人や、縛りがあるのは最初の2年間だけだと勘違いしている人もいますが、基本的に大手キャリアの縛りというのは、「電話番号を取得してから2年毎の自動更新」となっています。
au・ドコモ・ソフトバンクそれぞれで、細かい部分が変わってきますので、必ず問い合わせるようにしましょう。
ただ、解約金がかかると言っても、特別なサポートを受けていないのであれば基本的に解約金はだいたい9500円ほどで済みます。
もし、格安SIMに変えて月額が安くなるのであれば解約できる月まで待たずに、解約金を払ってでもすぐにのりかえた方が得ということもありますので、冷静に計算しましょう。
3.回線名義
長期間契約している方や、最近成人したばかりの人、他の家族が料金を支払っている場合などは、回線名義が自分ではないという可能性があります。
携帯電話やスマートフォンの契約というのは、不正利用を防ぐため、「本人確認」が厳しく回線名義が自分ではない場合、手続きが複雑になる恐れがあります。
家族名義で利用しているという人はこれを機会に名義変更し、すべて自分ひとりで行えるようにしておいた方が良いでしょう。
4.通話やデータ通信を使う量
格安SIMというのは、提供しているMVNO(事業者)によって、サービス内容が異なります。
自分にとってどの事業者が得なのかということを調べようと思うと、必ず「利用状況」を把握しておく必要があるため、最低直近三カ月間程度の通話量(通話時間)や通信量(パケット通信量)を把握しておくようにしましょう。
自分がどういった使い方をしているのかをわかったうえで事業者選びをするのが格安SIMを安く運用するための最大のポイントです。
5.どの端末(スマホ)を使うのか
格安SIMを契約する人の中には、今使っているスマホをそのまま使いたいという人もいれば、新しく端末を購入して運用したいという人もいらっしゃると思います。
しかし、格安SIMは使う端末によって、使える格安SIMとそうでないものが出てきますので、先に使う端末を決めておいた方がよいでしょう。
格安SIMを契約する事業で、スマホのセット契約をする予定の方は、使えない端末を購入させられるということはありませんので、購入時に検討しても問題ありません。
手続き時に必要なもの
次に、手続き時に必要なものを確認していきましょう。
契約する格安SIMがデータ専用なのか音声通話機能付きなのかによって、若干内容は変わりますが、基本的には以下の4点をそろえておけば問題ありません。
1.MNP(ナンバーポータビリティ)予約番号
現在利用中の電話番号をそのまま格安SIMでも使いたいという人は、今契約しているキャリアでMNP(ナンバーポータビリティ)予約番号というものを発行してもらいましょう。
これは、窓口にいけばすぐ発行してもらうことができますし、インフォメーションなどに電話をかけて発行してもらうこともできます。
ただ、現在は家族でシェアなどのプランも多数あり、家族の中からひとりだけ抜けるというような場合は、他の家族の料金が高くなったり、自分が代表になっている場合は手続きをする際に別の代表を指名したりしなくてはいけないこともあるため、時間がある方はキャリアのショップ窓口で相談してから番号を取得されることをおすすめします。
2.本人確認書類
本人確認書類と言えば免許証ですが、免許証を持っていない人の場合はパスポートや保険証などで代用することもできます。
しかし、事業者によっては免許証以外の手続きでは、住民票などの補助書類を一緒に提出することを求められる可能性もありますので、事前に必ず確認するようにしてください。
また、今のところはマイナンバーの通知カードやマイナンバーカードは利用できない事業者がほとんどですので、ご注意を。
3.クレジットカード
大手キャリアの場合は、月々の料金の支払先を口座払いにすることができますが、格安SIMの場合は基本的にクレジットカードのみの支払いとなることがほとんどです。
クレジットカード以外の支払方法を選択できる事業者もありますが、そう多くはありません。
どちらにしても、スマホで何かの決済をする場合はクレジットカードが必要になることが多いので、クレジットカードを持っていない人は、これを機会に1枚作っておくことをおすすめします。
まとめ
携帯電話やスマホの契約というのは、意外とシビアなので準備を怠ると、めんどくさいトラブルに巻き込まれがちです。
「ギリギリでもなんとかなるでしょ」と思っていてもスマホやSIMの契約において「ちょっと待って」というのは通用しません。
直前になって慌てなくて済むように、余裕をもって準備するように心がけましょう。
契約後はデータ移行もしなくてはいけませんので、バックアップもお忘れなく。
格安SIM簡単3ステップを順番に見てこられた方は、ステップ3へお進みください。
ステップ3では、契約直前の事業者選びについてご説明します。
【格安SIM契約簡単3ステップ】
■ステップ1「知る」
→ステップ2「準備する」(今ココ)
→ステップ3「契約する」