スマホを使っていると「○○アカウントを入力してください」という言葉をよく目にします。
その度にそっと画面を閉じるという方も中にはいらっしゃると思いますが、この「アカウント」がなければスマホを最大限に活用することはできないと言っても過言ではありません。
「アカウント」というのは平たく言うと「権利」のことです。
スマホに限らずですが、多くのサービスでは会員制になっており、「アカウント」を取得時に登録したユーザーのID/パスワードを使ってログインすることによって、サービスの利用を開始することができます。
つまり「アカウント」=「権利」がない場合には、多くのサービスが受けられないということです。
アカウントがなければアプリのインストールすらできない
GoogleのAndroidでもAppleのiPhoneでも、それぞれ独自のアカウントを取得することにより各社のマーケットからアプリをインストールする権利がもらえます。
GoogleならばGoogleアカウント
AppleならばAppleID/PW
これらがなければ、各社のマーケットからアプリをインストールすることすら出来ないので、身近なアプリで言うとLINEすら利用することが出来ません。
厳密に言うとAndroidであれば 提供元不明アプリ(いわゆる野良アプリ)のダウンロードができるので、マーケット以外からでもアプリをダウンロードすることができますがこれは大変危険な行為です。
我々はなぜ、わざわざマーケットからアプリをインストールしているかというと、それが単純に便利だからという理由だけではなく、実はウイルスやユーザーに害のあるものが極端に少ないからなのです。
マーケットにアプリを提供するには一定の審査があるので当然と言えば当然なのですが、こういった仕組みがあるからこそ安心してスマホを利用できるというわけですね。
アカウント登録時の「ID」「パスワード」
アカウントは基本的にIDとパスワードで構成されています。
このIDとパスワードがわからないといざという時に困りますよね?
具体的には初期化した時、修理に出した時機種変更した時など、再びこのIDパスワードが確実に必要となります。
いざという時に困らないように忘れないもので設定するか、自分にだけしかわからないようにメモをとっておくのがいいでしょう。
ただし、あまりに簡単過ぎるものは乗っ取りなどの予期せぬトラブルに合う可能性が高く、大変危険なのである程度のセキュリティレベルのものを設定し、定期的に変更するようにすることをおすすめします。
最近では名前だけでなく、クレジット情報や住所なども一緒に登録することがあるのでアカウントを乗っ取られてしまうと根こそぎ流出してしまう可能性があります。
しかし、これらに対する危機感が薄い人が多いのが現状で、色々なサービスで同じパスワードを使いまわしたり、「名前+生年月日」など他人に推測されやすいものにしているという方もきっと多いはずです。
全てを覚えるのは大変ですが、簡略化すればするほど被害に遭いやすくなります。
スマートフォンにおける個人データの流出は自己の損害に加え、電話帳に入っているすべての人に迷惑をかける可能性があることだけは十分に理解し、個々でセキュリティ対策を徹底しましょう。