最近多くの人が持っているiPadですが、動画を見たり、電子書籍を読んだり、子供のおもちゃにしてみたりと人が使っているのをみるととても便利そうに見えてきますよね?
でも、iPadを使ったことが無い人の中には「なんとなく欲しいけど具体的な利用シーンが思い浮かばない」という方や「他のものと迷っているけどiPad自体がなにがどう良いのかわからない」と思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、iPadを愛用して5年になる筆者がiPadの良いところと悪いところをまとめてご紹介しましょう!
iPadにはどんな種類があるの?
iPadというのは、AppleがOSからハードウェアまで独自に手がけて開発したものであり、SONYのiPadだったり、SamsungのiPadだったりというのは、存在しません。
しかし、同じAppleが作ったiPadの中にもいくつか種類があり、その中でユーザーが気にする大きな違いというのは、“大きさ”と“性能”です。
現在発売されているiPadには大きくわけて3つのサイズがあり、小さい順に7.9インチ、9.7インチ、12.9インチとなっています。
iPhone 6やiPhone 6sが4.7インチ、大型モデルであるiPhone 6 PlusやiPhone 6s Plusが5.5インチなので、iPadの中で一番小さい7.9インチでもそこそこの大きさがありますね。
そしてこれらのサイズも含めてですが、性能別にiPad mini、iPad Air、iPad Proという三つのシリーズがあり、簡潔に言うとサイズが大きくなればなるほど性能も高くなるといった印象です。
ちなみに、それぞれのシリーズのディスプレイサイズはこのようになっています。
iPad mini | iPad Air | iPad Pro | |
7.9インチ | ○ | – | – |
9.7インチ | – | ○ | – |
12.9インチ | – | ○ | ○ |
※2016年7月7日現在の各最新モデルの情報です。
表を見ていただいてわかる通り、iPad Proのみ9.7インチモデルと12.9インチモデルがあります。
iPad Proというのは2015年の終わりごろに発売されたばかりで、まだシリーズとして日が浅いですが、発売当初は専用のタッチペン(Apple Pencil)が使えるということもありかなり話題になっていました。
iPadはもともと画像や動画の編集などに強いという印象がありましたが、このiPad Proの登場により、そういったクリエイティブな作業をする人たちにとってより使い勝手が良くなったと言えます。
「3種類もシリーズがあったらどれを買っていいかわからない」という方もいらっしゃるかもしれませんが、基本的にiPadというのはどれも性能が高く使いやすいため、ウェブサイトの閲覧などスマホとあまり変わらない使い方をするということであれば、ディスプレイサイズだけで決めてしまっても問題ないと言えます。
ただし、高い処理能力が必要になる作業をされる方の場合はこれとは逆にPro>Air>miniの順番で検討されるのが良いでしょう。
iPadの良いところ、悪いところ
私がiPadもAndroidのタブレットもchromeブックも普通のパソコンもそれぞれ所有しており、使い分けているのには「それぞれに良いところと悪いところがある」という理由があるからです。
iPad自体は本当に優れた製品であり、人によってはiPadだけあれば他のデバイスは必要ないという人もいらっしゃるとは思いますが、ここではあえてiPadの良いところと悪いところをそれぞれご紹介していこうと思います。
iPadの良いところ
iPadの良いところというのは、ほぼ全てだと言いたいところですが、あえてポイントとして挙げるとすれば操作性と美しさにあると私は考えています。
iPhoneを使っているという人はもうすでにご存知だとは思いますが、iPhoneやiPadというのは小さい子供でもすぐに操作ができてしまうほどとても直感的に操作することができ、少ないタップ回数で目的のアプリや機能を起動させることができます。
つまり、ただ「みんなが持っているから」という理由だけでiPhoneやiPadが売れ続けているわけではなく、こういった細かい配慮がユーザーの信頼を得ていると考えることができます。
“美しさ”に関しては横から見た時など角度をつけて画面を見た場合でも画面が綺麗に見えるという点と、外観も含めた全体的なデザインがとても良いということが挙げられます。
とくに新世代のiPadはまるで“印刷されている”と錯覚するほど、どの角度から見ても「美しい」というのが特徴です。
さらにはiBooksで電子書籍を読むと、ページをめくる指の動きに合わせて画面が紙のようにめくれ、めくりかけのページには裏側の文字が少し透けて見えるなど”紙媒体の本を読んでいる”という感覚に陥るほど細かいところまで再現されています。
最近では4Kなどとにかく”綺麗”で”リアル”なものが好まれる傾向にありますが、そういったものが好きな”目が肥えている人”でも満足できる美しさなのではないでしょうか。
iPadの悪いところ
まず、これはiPhoneとiPad共通の部分ではありますが、とくにiPadにおいて改善して欲しい部分はマウスが使えないことです。
※一部疑似的に利用する方法もあります。
「タブレットなんだから当たり前でしょ、それならパソコン使いなよ」と思う方もいらっしゃるとは思いますが、iPadをパソコン代わりに使おうと思った時に一番困る部分がこれなのです。
画面上に出てくるソフトキーボードを使って文字入力をしている場合はまだマシだとは思いますが、外付けのキーボードを使って文字入力をしていると、カーソル移動だけをタッチパネルで行うというのは意外とストレスを感じてしまいます。
なぜなら、外付けのキーボードを使っている時というのは、本体を立てかけて利用していることが多く、この状態で画面をタッチするのは人によっては操作がしづらいと感じることがあるからです。(慣れの問題もありますが)
そしてもう一点、あえて悪いところを探すとすれば“価格”でしょうか?
iPadやiPhoneというのはmicroSDカードなどの外部記録媒体を常時本体に挿入して使うということができないため、本体を購入する時点で本体容量を慎重に選ばなくてはいけません。
すると中には、「小さい容量では不安だから大きい容量のものを買おう!」という人もでてくるわけですが、この容量が大きくなればなるほど、本体価格は上がってしまうのです。
さらに、ディスプレイサイズ以外にこだわりがないライトユーザーの場合は“Air”や“Pro”などを購入してもせっかくの性能を持て余してしまい、高い本体代金だけ払ってまさに“宝の持ち腐れ”となってしまうこともあります。
この問題は旧モデルを購入することである程度解消することはできますが、やはり“薄さ”や“重さ”なども考慮してどうせ買うなら最新モデルがいいという人の場合には何かしら妥協しなくてはいけないこともあるということです。