私も普段こうして、サイトの更新をパソコンからしている訳ですが、たまには外に出ておしゃれにカフェで更新するみたいなこともしたいなぁと考えることもあります。
今や、外に出てこういった作業をするとなると、その選択肢の中にタブレットがあげられるほど多くのユーザーに普及しているわけですが、皆さんは「タブレット」と「タブレットPC」の違いをご存知ですか?
「似たようなもんでしょ?」と思った方もいらっしゃると思いますが、実は結構違いがあるのです。
そこで今回はタブレットとタブレットPCの違いについてご紹介しましょう。
タブレットとタブレットPCの違い
タブレットとタブレットPCの違いを端的に言うと「OSの違い」だと言えます。
OSというのは、ご存知の方も多いと思いますが、「Windows」「Mac」「Android」「iOS」といった、スマホやタブレット、パソコンに入っているオペレーティングシステムの略であり、機器の基本的な管理や制御を行うコンピューターの「核」です。
この、OSが違うということは、名前は似ていてもまったく違う性質をもった製品であるというこになります。
これをもう少し掘り下げると、
まず、タブレットに多く利用されているOSと言えば、「Android」で、日本国内で利用者の多いiPadの場合は「iOS」を搭載しています。
これらはスマホと同じOSであるため、操作感は必然的にスマホに近いものとなります。
対して、タブレットPCに搭載されているOSの多くは「Windows」です。
「Windows」は多くのパソコンで利用されている馴染み深いOSですが、そのWindowsを搭載しているタブレットPCも必然的に操作感はパソコンと同等のものになるということです。
簡単にまとめると
タブレットはスマホで、タブレットPCはパソコンであるということですね。
できることの違いはなに?
タブレットとタブレットPCと言うと言葉の響きは同じようで、ほとんど違いは無さそうに感じますが、上述したとおり明確な違いがあります。
ゆえに、私はスマホもタブレットもたくさん所有していますが、ブログの更新やサイトの編集にはそれらを使うことはありません。
もちろん写真を撮って加工するくらいのことはすることもありますが、それで記事を書いたり直接サイトを編集したりなんていうことはしません….というよりも「できないことが多い」のです。
タブレットじゃできないあんなことやこんなこと
タブレットというのは、直観的な操作で使用することができとても便利なので筆者も頻繁に利用しますが、タブレットPCには出来て、タブレットにはできない事というのがいくつかあります。
その中でブログの更新やサイト編集時に最も影響がでるのは以下の2点です
画面が正しく表示されない
現在、インターネット上に溢れているWEBサイトというのは、ありとあらゆるデバイスからアクセスできるようになっていますが、中にはタブレットでは上手く表示できないサイトが存在します。
例えば、現行のAndroidタブレットやiPadはFLASHを使ったサイトは通常では表示できませんし、画面表示が対応している形式のものでも、表示が崩れてしまうことがあります。
そして最近ではタブレットからのアクセスはスマホ用のページを表示するように作ってあるサイトもあるため、パソコン用のページを見たいと思った時に、ひと手間加えないといけないということもあるのです。
ひとつひとつはちょっとしたことですが、重なると非常にストレスに感じてしまいます。
非対応のものが多い
まずパソコン用のソフトというのは、タブレットには対応していません。
サイト編集時に使うソフトはある程度オンラインサービスで代用できますが、やはり使い慣れたものを使う方が楽ですし、ソフトでないとできないこともあります。
そして、iPadの場合のみですがマウスに対応していません。
作業効率を考えると常に上から順番に書いていく必要があるため文字入力だけの作業でも非常にストレス感じますし、細かい修正などは時間がかかる一方です。
タブレットで写真を撮ってそのまま直接アップロードするというような状況では便利に感じることもありますが、デメリットの方が大きすぎて釣り合いがとれないという印象があります。
ただし、Crome Bookは例外
Crome Bookというのは、Google Chrome OSというOSを搭載したノートパソコンで、上述したOSの違いや操作感での違いだけではタブレットともタブレットPCとも言い難い製品です。
Crome Bookの特徴は本体内部にアプリやソフトをダウンロードし動作させるパソコンやスマホと違い、全てWebブラウザ上で作業を行うように作られている点です。
こうすることによって、起動が早くバッテリーの持ちも良いため従来のパソコンとはまた違った快適さがあります。
ユーザーが保存するデータもクラウドで管理する仕組みのため、内部が非常に軽く多少通常のノートパソコンよりもスペックが劣っていてもサクサク動作してくれる点が非常に優秀だといえますね。
その反面、パソコン用のソフトはタブレット同様にダウンロードすることも使用することもできないので、WEBサイトの立ち上げやレイアウト変更などにはあまり向きません。
私は外出時の仕事は簡易的なものしかやらないと決めているので、Crome Bookをいつも使っていますが、バッテリーの持ちがよく長時間記事を書いていても充電切れを起こすことが無いので、私のようにちょっとした作業をするのに使いたいという人にはおすすめです。
同じ薄型ノートパソコンと比べると価格も驚くほど安いので、タブレット、タブレットPCの他に第三の選択肢としてCrome Bookも検討してみてはいかがでしょうか?
結局どれが良いの?
中身重視であれば圧倒的にタブレットPCです。
WEBサイトの立ち上げやレイアウト変更、その他細かな作業をする場合は言うまでもなくタブレットPCが最良だと言えます。
しかし、文字を入力したり、WEBサイトの閲覧のみというような場合は、高価なタブレットPCでは持て余してしまうかもしれません。
簡単な作業しかしない方で、薄さや軽さ、手軽さを求めるのであればタブレットがおすすめですし、文字入力が多い方ならば断然Crome Bookがおすすめです。
いずれにしても利用環境を整理して一番合っているものを選び「あぁ失敗した」とならないように注意しましょう。