iPhoneの電源が勝手に落ちる/再起動する事象について(2017年12月2日からのトラブル)

 昨日より当サイト内「即解決!スマホの電源が勝手に切れる/再起動する場合の対処法」へのアクセスが急増しているため、発生中の問題について改善策となり得る情報を発信します。

 今回ご紹介するのは、2017年12月2日より、突然iPhoneが再起動したり、勝手に電源が切れてしまうというトラブルに関する情報です。

iPhoneの画面が真っ黒になる

 12月2日よりiPhoneを利用中に画面が真っ黒になり、中央でクルクルと何かが回っていると思ったら、パスコード入力画面に切り替わったというようなトラブルが散見しております。
 いわゆる、電源再起動、電源断といった症状です。

 私の元にも直接相談が何件か来ていましたので、そこそこ広範囲への影響だと考えられます。
お困りの方は、以下を参考にしてみてください。

このトラブルの原因は?

 Twitterにて、このような情報が発信されております。

 特定のアプリとOS間でのトラブルのようです。

 このアプリの他にも、トラブルに巻き込まれてしまっているアプリが複数存在するようです。

 基本的には、それらのアプリからの通知をOFFにすることで、事象を回避することができます。

詳しい対処法と注意点

この件で広く共有されている対処法は、以下の4つです。

  1. アプリの通知をOFFにする
  2. iOS/アプリのアップデートを行う
  3. 特定のアプリをアンインストールする
  4. 日付と時刻を12月1日に戻す

※後述しますが、「3」と「4」はあまりおすすめしません。

「1.アプリの通知をOFFにする」というのは、別のトラブルに発展する可能性が低く、他の方法より安全に当事象を回避することができる可能性が高いので、優先して試す価値があります。
 ただし、そのままにしておくと、通知をOFFにしたアプリからの通知を、今後受け取ることができないため、必要に応じて「2.iOS/アプリのアップデートを行う」を実行する必要があります。

「3.特定のアプリをアンインストールする」を実行することも有効ではありますが、アプリ内のデータが失われる可能性があるため、おすすめ出来ません。
 そもそも、そこまでしなくても、通知のOFFだけで解決できることがほとんどですので、焦ってアプリを消してしまわないように気をつけましょう。

「4.日付と時刻を12月1日に戻す」に関しても、有効であるという情報がたくさん発信されているようですが、当サイトではとくにおすすめいたしません。
 日付や時刻の設定には、多くのアプリや機能が紐づいており、設定変更した状態で利用することによって、データのズレや予期せぬエラーなどに繋がる可能性があります。

1 通知を止める場合は

「繰り返し設定のあるローカル通知」が組み込まれているアプリは多数存在し、特にスケジュール系のアプリや定期的な作業を行うアプリに組み込まれている可能性が高くなります。
 影響が出ているアプリの特定には時間がかかりますので、インストールされているアプリの中で、怪しいと思うものから順に通知をOFFしていって下さい。

アプリの通知設定を見直す方法

 現在公開されている「iOS11.2」では当事象が発生しないよう修正されていますので、通知を再開したい方は、アップデートまでセットで行う必要がありそうです。
(もしかするとOSのアップデートをしなくても、各アプリが個別にアップデート対応してくれるかもしれません。安易にOSアップデートをしたくないという方は、影響が確認されている各アプリの公式発表をお待ちください。)

2 アップデートする場合は

 アプリやOSをアップデートするには、端末(iPhone本体)が安定していることが前提条件となります。
 電源再起動や電源断の症状が改善していない状態でアップデートを行うと、「電源が入らなくなる」「データが消える」などのトラブルに発展する可能性がありますので、必ず通知をOFFを先に行い、今回の事象が現われなくなったことを確認した後に実行してください。
 アップデート前には、データのバックアップを実行しておくとより安全です。

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ソフトウェア(OS)のアップデート アプリのアップデート

まとめ

  1. 原因は特定のアプリの通知機能
  2. 通知をオフで事象を回避できる
  3. OS11.2にアップデートすることで改善される
  4. アップデートの前にはiPhoneを安定化させる必要がある
  5. 通知オフ→安定したのを確認→アップデートの順番で行おう
  6. 通知をオンに戻すのも忘れずに

 当事象に関しては、様々な情報が発信されており、古い情報と新しい情報がごちゃ混ぜになっていますので、今後進展があった際にも、情報の鮮度を確認し、慎重な対応をすることをおすすめします。