皆さんのスマートフォンには、指紋認証機能がついていますか?
ひと昔前のスマートフォンだといかにも”指紋センサー!!!!”みたいな超存在感のある感じでしたが、最近の指紋センサーはホームボタンや電源ボタンにカメレオンのようになじんでいるので、もしかすると自分の機種に指紋認証がついていることすら気づいていない人もいらっしゃるかもしれません。
この指紋認証ですが、少し前までものすごく使いづらかったと思いませんか?
iPhoneでは早くからTouch IDが導入され、触るだけで認識してくれていたのに、Androidでは長らくの間スライド式が主流となっていて、その感度は鈍いというかもはや実用的ではないという印象でした。
しかし、近年この指紋認証がひっそりと進化していることに皆さんはお気づきですか?
指紋認証の何がどう変わったの?
前の機種で指紋認証が使いづらかったから、搭載されていることはしっているけど指紋の登録すらしていないという人は意外と多いかもしれません。
しかし、現行のAndroid6.0ではOS自体が指紋認証をサポートしており、今までのようなロック解除だけの機能ではなくなり、それに合せて指紋認証自体の価値と技術が格段に高くなりました。
スライド式のころといったい何がどう変わったのか、簡単に解説しておきましょう。
感度が圧倒的に良い
スライド式の指紋センサーを使っていたころは、画面ロックを解除するときに指を当てても”認識できませんでした”ばかりが表示されて、結局PINコードやパターン入力をしてロックを解除するということもしばしばありました。
しかし、現行モデルのAndroidスマートフォンに多く採用されているタッチ式の指紋センサーはiPhoneのTouch IDに引けを取らないほど感度が良くなっています。
少し指がズレていたり、角度が合わなかったとしてもしっかり認識してくれますし、かといって登録していない指でご認識するようなこともなく、かなり実用的になっています。
しかも多くの機種ではこの指紋センサーに指を置くだけで、スリープ状態から一気にホーム画面まで切り替わってくれるので、ロックしていることを忘れてしまうくらいスムーズな動きが実現されています。
アプリのロック解除や決済処理にまで使える
いままでのAndroidスマートフォンでは、指紋認証は画面ロックを解除するためだけの機能でしたが、AndroidOS 6.0になってからは各種アプリのロック解除やPay Palによる決済処理にまで使えるようになりました。
実際に私もネットバンキングのアプリを指紋認証を使ってロックしていますが、これが想像以上に快適です。
いままではパスワードの入力が非常に面倒だと感じながらもネットバンキングのアプリをロックせずに入れておくというのは抵抗があり、嫌々パスワードの入力を毎回行っていたのですが、指紋認証にしてから本当にストレスフリーでアプリを開くことができるようになりました。
これらは今後どんどん対応サービスが拡充されていくので、いままで以上に利用シーンが広がりそうですね。
“反応が鈍い”という印象しかない人は一度使ってみて下さい
指紋認証がAndroid内で長い期間進化しなかった背景には、OSの問題があったのかもしれません。
現行のAndroid6.0ではOS自体で指紋認証がサポートされていますが、旧OSではロック解除意外の用途がなく、そもそも指紋認証自体を搭載している機種も少なかったのです。
現在では、人気のGalaxyシリーズやXPERIAシリーズをはじめ多くの機種で採用されており、その技術も格段に向上したと言えます。
私のNexus 5xにも指紋認証が搭載されていますが、デザインや感度含めて文句なしです。
まだ、新しい機種で指紋認証を触っていないという人は、ぜひ一度確認してみてくださいね♪