最近スマホでネットショッピングをする人が増えてきたというのは、前々回の記事でお伝えしたとおりですが、そうなってくるとセキュリティ面で不安という声が上がってくるのも必然かと思います。
そもそもスマートフォンではパソコンほどセキュリティ対策をしている人が多くなく、いまだにノーガードで利用していたりわけのわからないセキュリティアプリを入れて形だけで安心している人も少なくありません。
クレジットカードを登録しないと絶対に買い物できないサイトばかりではありませんが、決済の手軽さやポイント還元などを考えるとやはりネットショッピングはクレジットカードを登録していた方がなにかとお得なので結局は少々の不安に目をつむりクレジットカードを登録しているという人も多いのではないでしょうか。
もちろん絶対に何かトラブルが起きるという訳ではないので、それはそれでもかまいませんが、どうせ登録するのであれば少しでもリスクは抑えたいですよね?
そんな訳で今回は私が実践している方法を皆さまにご紹介しましょう。
私がやっていることというのはいたってシンプルな方法であり、とくに難しいことをしているわけではありません。皆さまでもマネできるようなちょっとしたことなので、スマホでクレジットカード決済を利用される方はぜひ参考にしてください。
リスクを抑えるクレジットカード登録
私がスマホでクレジットカード決済を利用するにあたってやっていることはシンプルにふたつです。
「たったそれだけ?」と思うかもしれませんが、これをやっているのとやっていないのとではリスクが大きくかわり、万が一トラブルにあった際のダメージもかなりかわってきます。
ではまずどういうことなのか補足していきますね。
ウイルス対策アプリを入れる
これはもう当たり前と言えば当たり前のことですが、ウイルス対策アプリを全く入れずに利用しているという人は本当に危険です。
iPhoneの場合は構造的にウイルスが感染しても広がったりはしづらい環境になっているのでまだ安心できますが、Androidの場合はウイルス対策アプリを必ず入れておくべきだと私は考えています。
ひと昔前なら“重いから”という理由でウイルス対策アプリをOFFにするというのもありましたが、最近ではスマートフォンもウイルス対策アプリも進化しているので通常の環境で利用する分にはとくに重たいと感じることもありません。
ウイルスに感染し、クレジットカード情報だけでなくもろもろの個人情報まで流出してしまっては本当に目も当てられない状態になりますし、一度ウイルスが入ったスマホというのは怖くて使えなくなるなど“不要な買い替えリスク”まで潜んでいるので、ウイルス対策アプリを入れるくらいのことはやっておきましょう。
選ぶべきウイルス対策アプリというのは、できれば怪しいWi-Fiの電波に繋がらないように見張ってくれる機能がついたものが好ましいですが、ウイルス対策アプリというのはそれなりに色々なデータにアクセスする権限があり知らないものを入れるのは少しリスクが高いので、有名どころのアプリを利用するのが一番いいと思います。
ちなみに最近パソコンを買い換えてウイルス対策ソフトがついてきたという人はもしかするとスマホ用のライセンスがついているかもしれないので一度確認してみてくださいね。
ウイルス対策といえば“ウイルスバスター”を思い浮かべる人が多いと思います。
ウイルスバスターと言うとパソコン用と思われがちですが、AndroidやiPhoneに対応しているものも発売されています。
>>ウイルスバスター製品ラインナップ
ネットショッピング用のクレジットカードを作る
皆さんはクレジットカードを複数使い分けていますか?
ポイントに敏感な人なんかは用途に応じてクレジットカードを使い分けているという人も多いと思いますが、一般的な方だと使うカードは限られているという人もまだまだ多いと思います。
そしてクレジットカードの使い分けはなにもポイントのためだけにおこなうものではありません。リアルとネットショッピングで使うクレジットカードをわけることによって、リスクを最小限に抑えてくれる効果も期待できるのです。
私が考えるクレジットカードを使い分けることによって生まれるリスク軽減効果はおもにふたつのポイントが挙げられます。
- 少額でも悪用された時に気づきやすい
- 利用枠を最低限に保つことで高額請求を防ぐ
1.少額でも悪用された時に気づきやすい
クレジットカードの悪用被害というのは必ずしも高額になるとは限らず、少額の利用を何カ月にもわたって行われるということがあるのも気をつけなければいけないことです。もし、使った覚えのないお金が何十万円も請求されたのであれば気づくことができるかもしれませんが、頻繁に利用しているカードだと少額の場合は気付かないかもしれませんよね?
しかし、ネットショッピング専用のカードであれば前月に利用した金額というのはなんとなく把握できていますし、リアルの買い物ほど利用頻度は高くないので不審に思った時にすぐ明細を確認して不正利用を暴くことができます。
2.利用枠を最低限に保つことで高額請求を防ぐ
普段使いのクレジットカードというのは、それなりに利用枠が拡大されているものが多く実際には使わないものの、一度に何十万、何百万といったお金を使うことができるようになっています。この状態でもし、クレジットカード情報が流出したらと考えるとよほどのお金持ちでない限り不安を覚えるのではないでしょうか。
しかしこれも、ネットショッピング専用カードを作り利用枠を最低限に保つことで被害を最小限に食い止めることができ、ついでに自分自身の使いすぎを防ぐことができるのでとくに何も考えず普段使いのクレジットカードを登録していたという人はこの機会に新しいカードの作成を検討してみてはいかがでしょうか?
ネットショッピング用のカードに多くの機能は必要ない
ネットショッピング専用のカードを作るにあたって重要視するべきは、年会費とポイント還元率です。
正直、あまり利用頻度が高くないクレジットカードに年会費を払うというのは少しもったいないですし、どうせ作るのであればお得になるものの方が良いという考えです。
クレジットカードというのは様々なものが発行されているので迷ってしまうかもしれませんが、私は一貫してよく使うネットショッピングサイトのクレジットカードを作ることをおすすめしています。
つまり
楽天市場でよく買い物をするなら【楽天カード】
Amazonでよく買い物をするなら【AmazonMasterCard】
Yahoo!ショッピングでよく買い物をするなら【YJカード】
他社のクレジットカードの方がポイント還元率がいいということもありますが、高ポイント還元が続く可能性が一番高いのは、やはりショッピングサイトの自社クレジットカードだと思います。これらの3つのカードはどれも年会費が無料か1年に1度利用すれば年会費がかからなくなるものばかりなので、ネットショッピング専用で持つのであればオススメです。
詳しい内容は公式サイトで確認できますので、皆さまが良く使うネットショッピングサイトに合ったカードを作って、安心とお得を手に入れて下さいね。
関連リンク
【楽天カード】
【AmazonMasterCard】