スマホとテレビを接続する簡単な方法!環境別のおすすめ接続方法はコレだ!【Android&iPhone】

 Androidスマホやタブレット、iPhoneやiPadなどのスマートフォンをテレビに繋ぎ、スマホ上の画面をテレビ画面へと出力するためには、いくつかの方法があります。
 使っているスマホや環境によって、どの接続方法が良いかというのは変わるのですが、そもそもどんな接続方法があるのかも知らないという方も多いのではないでしょうか?

 当ページでは、スマホとテレビの接続方法について、わかりやすくご紹介していきます。
 ご利用環境ごとのおすすめ接続方法もご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

スマホとテレビを接続する3つの方法

 まずは、「そもそもどんな方法があるのか実はよくわかっていない」という方々のために、3つの接続方法の特徴と、それぞれのメリット、デメリットをご紹介していきます。

1.「スマホ+テレビ+専用機器」による無線接続

 スマホとテレビをケーブルを介さずに無線で接続する「ワイヤレス接続」  無線(ワイヤレス)接続する際には「AppleTV(アップル ティーヴィー)」,「ChoromeCast(クロームキャスト)」、「Miracast(ミラキャスト)レシーバー」などの機器を利用します。
 iPhoneならAppleTV(アップル ティーヴィー)、AndroidならChoromeCast(クロームキャスト)やMiracast(ミラキャスト)レシーバーを利用するのが基本です。

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ワイヤレス接続に関してはこちらの記事で詳しくご紹介しています。

メリット

  1. ケーブルが散らからない
  2. スマホを手元に置いておける

デメリット

  1. 設定が難しい場合がある
  2. 有線と比べて通信が不安定になることがある
  3. 販売価格が高め

2.「スマホ+テレビ+専用ケーブル」による有線接続

 スマホとテレビを接続する方法の中でもっとも簡単なのが、専用ケーブルを用いた有線接続です。
 有線接続には、「Apple Lightning Digital AVアダプタ」「MHLケーブル」「スリムポートtoHDMIケーブル」「USB Type-C to HDMIケーブル」などを利用します。

 iPhoneなら基本的にApple Lightning Digital AVアダプタの一択。
 Androidなら、利用機種に応じて、対応している規格のケーブルを「MHLケーブル」「スリムポートtoHDMIケーブル」「USB Type-C to HDMIケーブル」の中から選ぶというのが基本です。

メリット

  1. 無線機器よりも安価で手に入る
  2. 繋ぐだけなので誰でも簡単に接続できる
  3. 有線接続のため安定性が高い

デメリット

  1. ケーブルの長さ以上テレビからスマホを離せない
  2. ケーブルが散らかる

 

3.「スマホ+テレビ」のみで無線接続

 スマホをテレビに出力し、写真や動画、アプリなどをテレビ画面上に出力するためには、基本的に専用のケーブルか、無線機器が必要となります。
 しかし、例外として一部のテレビとAndroidスマートフォンの間では、他のケーブルや無線機器を必要としない場合があります。  
例:ミラキャスト対応テレビ+ミラキャスト対応スマホなど

 特にスマホとテレビが同じメーカーだという場合には、このパターンに当てはまることも多いですので、是非一度テレビの説明書などを確認して見てください。

メリット

  1. 別の機器を購入する必要がなく、余計な出費がかからない
  2. 配線が散らからない
  3. スマホを手元に置いておける

デメリット

  1. 設定が難しい場合がある
  2. 有線と比べて通信が不安定になることがある
  3. 対応テレビが少ない

 

AndroidとiPhone(iOS)それぞれのおすすめ接続方法

 テレビ出力をしたいスマートフォンの機種や、何を出力したいのかによって、おすすめの接続方法や用いる機器が変わります。
 ここからは、利用環境別のおすすめ接続方法をご紹介していきます。

iPhone、iPadの場合

 iPhone、iPadを利用している場合は、「AppleTV(アップル ティーヴィー)」もしくは「Apple Lightning Digital AVアダプタ」を利用することになります。
 単純にスマホの画面をテレビに出力したいだけなので、あれば圧倒的に「Apple Lightning Digital AVアダプタ」がおすすめです。
 AppleTVの場合、32GBの安い方を選んだとしても、2万円以上の出費を覚悟しなくてはならず、あまり手軽だとは言えません。
 その点、Apple Lightning Digital AVアダプタなら、Apple公式サイトで5,200円(税抜)で購入できますし、Amazonや楽天市場ならもう少し安く購入できます。

 ちなみに、Apple Lightning Digital AVアダプタというのは、テレビと接続するための「HDMIケーブル」が別途必要です。既にお持ちの方も多いと思いますが、余っているケーブルがないという方は一緒に購入されることをお勧めします。
 HDMIケーブルが無ければテレビに接続することができないので注意しましょう。

Androidスマホ、タブレットの場合

 Androidスマートフォンの場合、まず確認しなければならないのは、充電器の差し込み口の形状です。
 無線接続を考えている方なら影響はありませんが、有線接続を考えている場合は、この差込口の形状で利用できるケーブルが異なります。

●従来のAndroidスマホは「USB micro-B」という規格で充電器の端子は台形になっています。

USB micro-B

●2016年頃から主流となっている「USB Type-C」は楕円形で、上下の区別もありません。

USB Type-C

USB micro-B対応機種の場合

 USB micro-B対応の機種なら、おすすめの接続方法は「MHLケーブル」を用いた方法です。

 USB micro-Bの機種でも、MHL非対応機種が少なからずありますが、多くの機種でMHLが採用されています。
 キャリアのホームページから、利用中の機種スペックを検索すると、MHLの対応可否が確認できますので、購入前に一応確認しておきましょう。
 ケーブル自体は安価で購入でき、壊れても買い替え安いのもメリットのひとつです。
 特別な設定も必要なく、繋げばすぐにテレビ画面上にスマホの画面が出力されるというのが、このケーブルの魅力と言えます。

※一部機種は「MHL」非対応となっており、代わりにmicro HDMIポートが搭載されているものもあります。その場合はこちらのケーブル1本で利用可能です。

●古い機種や海外スマホなんかにはこれに対応しているものがあります。

 有線接続用のケーブルを購入する場合、あまり安易に短いものを購入すると、後々「失敗した!」と感じてしまうかもしれません。
 短いものほど安価で購入できますが、あまり短すぎると、接続したスマホがテレビ近くに固定されてしまい、操作がし辛くなることもありますので、長さは慎重に選ぶようにしましょう。

USB Type-C対応機種の場合

 USB Type-C対応機種の場合、MHL非対応機種がほとんどで、有線での接続方法がないということも多いようです。
 一応は、USB type-C用のテレビ出力ケーブルも存在しますが、スマホ側が非対応となっていることが多く、一部の機種でしか利用できません。

 そうなると、残された選択肢は、ワイヤレス接続ということになります。
 Androidでワイヤレス接続するなら、Chromecastが有名ですね。使い方も比較的簡単で、情報も多いので、ワイヤレス接続って難しそうという方にはおすすめです。

 同様にFireTVスティックという選択肢もあります。こちらはミラキャストを用いてスマホとテレビをワイヤレス接続することができます。
 どちらも同じく5000円程度で購入でき、スマホがなくとも多くの動画アプリを利用することができます。筆者はAmazonプライムビデオを利用していることと、操作性の良さから、こちらのFireTVスティックをメインで使っています。
 安価なミラキャストレシーバーを買うという選択肢もなくはないですが、よくわからないメーカーのものを購入するくらいなら、GoogleのChromecastか、AmazonのFire TV Stickの方が安心して利用できるのではないでしょうか。

●GALAXY S8など、一部の機種では、有線接続も可能です。その場合は以下のようなUSB TypeC to HDMIケーブルを購入すると、それだけでテレビ出力することが可能です。