「格安SIMって難しい」そんなあなたに格安SIMや格安スマホの基本をわかりやすくご紹介します。

「格安SIMに変えたいけど難しそうでよくわからない」

安いとわかっていても、格安SIMに変えられない理由のひとつとして、こんな想いを抱えている人も多いのではないでしょうか?

「でも安くなるならなんとかして格安SIMに変えたい」

そう考えてこのページにたどり着いた方もいらっしゃることでしょう。

そこで今回は皆さまのために、難しいとされる格安SIM・格安スマホの基本をわかりやすくご紹介していこうとおもいます。

わかりやすい格安SIM・格安スマホの基本解説

格安SIMの話の前に、「SIM(シム)ってそもそも何?」という方がいらっしゃるかもしれないので、一応説明しておくと、SIMカードというのはスマホや携帯電話の中に挿入し、端末(スマホ)で通信を行えるようにするICカードです。

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この画像のやつがそうですね。

皆さんが普段利用されている携帯電話やスマートフォンにも必ず入っており、これをどの事業者で契約するのかによって、料金に違いが生まれます。

通話や通信というのはどこも同じようなサービスに見えるのに、料金に違いが生まれるというのは、少し不思議に感じる方もいらっしゃると思います。

そこでまずは格安SIMが「格安」で使える理由からご紹介しましょう。

SIMカードについて詳しく知りたい方はこちらの記事をお読みください。
SIMカードってなに?いまさら聞けないSIMカードの疑問

格安SIMが格安な理由

格安SIMを提供しているのはMVNO(仮想移動体通信事業者)と呼ばれる事業者で、大手キャリア(ドコモやau)から回線を卸売りしてもらいその回線網を使って独自のサービスを提供しています。kakusim2MVNO(事業者)はこのようにモバイル通信事業を行う際に必要とされる設備を借りることによって投資額を抑え、その分格安SIMの利用料を下げるなどしてユーザーに還元しているというイメージです。

利用されている回線網は主にドコモ回線網とau回線網であり、一般的にはドコモ回線網の方が人気が高く、安定した通信を行うことができます。

現時点でMVNO(事業者)は20社以上あり、各事業者がそれぞれ独自のプランやサービスを提供しています。

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格安SIMと格安スマホって同じ意味じゃないの?

人によっては混合しやすいので念のために解説をしておくと、「格安SIM」「格安スマホ」はそれぞれ別のものを指す言葉です。

まず、格安SIMですがこれは上述したとおり「SIMカード」のことであり、ドコモ、au、ソフトバンクのような大手ではなく、それらの事業者から回線借りて運用している事業者(MVNO)が提供しているSIMカードのことを指します。

そして、格安スマホというのは単純に「格安で購入できるスマホ」のことを指し、一般的には「SIMフリーのスマホ」のことを指すことも多いです。

SIMフリースマホというのは、ドコモ、au、ソフトバンクなど大手キャリアで販売しているスマホではなく、色々な事業者のSIMカードで使うことを前提として作られたスマートフォンのことをいいます。

ちなみに、格安SIMで利用しているスマホのことを総称として「格安スマホ」と呼ぶこともあるようです。

格安SIMはどんなスマホでも使えるの?

まず結論からいうと
「ほとんどの機種は使えるようにすることが出来るが、使えないものもある」
というのが一番正しいです。

まずスマートフォンというのは大きく分けて3種類あり、どのスマホを使うかによって利用可否が分かれます。

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1.SIMロック済みのスマートフォン

大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)で契約した際に一緒に購入するスマホのことを指し、日本国内で一番多く普及しているスマートフォンがこの「SIMロック済みスマートフォン」です。

SIMロックというのは販売したスマートフォンが他事業のSIMカードでは通信ができないようにする機能のことで、日本国内の大手キャリアでは全社が導入しています。

つまりどういうことなのか一言で言うと
「ドコモのスマホにauのSIMを入れても通信できない」ようになっているということですね。
※どの組み合わせでも同様です。

これは格安SIMでも同じことが言えますので、ドコモのスマホなのであればドコモで契約したSIMかドコモ回線網を利用しているMVNO(事業者)が提供している格安SIMのどちらかでしか通信することができません。

auやソフトバンクに関してはいくつか注意点もありますが、それに関して気になる方は「格安SIMを使うにはSIMロック解除が必要なの?」を読んでいただくとわかりやすいかと思います。

2.SIMフリースマートフォン

実は「SIMロック」というややこしいことをしているのは日本くらいのもので、海外ではあまり一般的にはではありません。

そんな海外で多く普及しているのが、この「SIMフリースマホ」です。
最近では日本国内でもSIMフリースマホを作る企業が増えてきましたが、いまだにSIMフリースマホの多くは海外製となっています。

SIMフリースマホはそもそも利用する回線網がドコモかauかという問題は関係ありません。

ただし、利用できる電波の種類が機種によって異なるため中にはSIMフリーなのに使えない組み合わせというのも存在します。

不安な方は各MVNO(事業者)がセット販売しているものを購入すれば問題ありません

3.SIMロック解除済みスマートフォン

はじめに紹介した「SIMロック」されたスマートフォンというのは、各キャリアにお願いすれば一定の条件下で「SIMロックを解除してもらうことができます。

これが「SIMロック解除済みスマートフォン」です。

ロック解除されたスマートフォンはSIMフリースマホと同じ扱いとなり、異なる事業者の回線網を利用している格安SIMでも通信できるようになります。

ただし、どのスマホにも言えますが組み合わせ的に利用できないこともありますので、SIMロック解除をして格安SIMを使いたい場合は先に利用予定の格安SIMで動作するのか対応端末を確認しておきましょう。

なにを基準に選べばいいの

だんだん格安SIMのことがわかってくると、MVNO(事業者)の数が多すぎて、どれにしたらいいか迷うという段階に突入します。

料金や速度、安定感など比較するべき部分はたくさんありますが、なにを基準に選ぶのが良いのでしょうか?

判断基準は人によるので「これが正解」というのはありませんが、やはり格安SIMなので「料金」で選ぶという人が多いかもしれません。

しかし、格安SIMの料金というのは、MVNO(事業者)ごとの違いはそこまで大きくないのです。

利用状況や契約するSIMの枚数によっては大きく変わることもあるにはありますが、大手キャリアより高くなるという状況はあまり見られないので、初心者の方ならば料金よりも「サポート面の充実度」、「わかりやすさ」、「安定感」の3つを重視することをおすすめします。

この記事の最後い初心者向けの格安SIMを紹介しているので、よければそちらも参考にしてみてください。

格安SIMの契約で気をつけることは?

格安SIMというのは使ってみればそれほど難しいことはありませんが、それでも気をつけるべきことはいくつかあります。

初心者の方にとくに注意していただきたいのは、料金にとらわれ過ぎて「品質」「サポート」を犠牲にしてしまうことです。

安かろう悪かろうということもありませんが、初めから「上級者向け」の格安SIMに手を出してしまうと、なかなか大変な目にあいますので、まずは一般的に知られている事業者の格安SIMからはじめてみることをおすすめします。

この記事のまとめ

いかがだったでしょうか?

この記事を読み始めたころよりも、格安SIMや格安スマホについて詳しくなれましたか?

まだわからないこともあると思いますが、記事内で紹介している関連記事を読んでいただくと、より理解が深まるかと思いますので、時間のある方は参考にしてみてください。

最後にこの記事をお読みいただいた皆さまに初心者向けの事業者を3つご紹介しておきます。

もし、格安SIMデビューされたいということであれば以下の3つのうちから選ばれるのもオススメです。
もう少し、格安SIMについて詳しく知りたいという方はstep2へお進みください。

【格安SIM契約簡単3ステップ】

初心者でも安心して利用できる事業者は?

SIM2

mineo(マイネオ)

mineoというのは、最近テレビCMなんかでもよく見かける格安SIMサービスです。

mineoの良いところは、MVNOの中では珍しくドコモ用のプランとau用のプランのふたつが容易されており、多くの人が今お使いのスマホそのままで格安SIMにのりかえることができます。

さらにmineoのユーザーサポートは非常に評判がよく、初心者の方でも安心して利用することができます。

公式ページ: mineo

IIJmio(アイアイジェイミオ)

IIJmioという名前よりも「みおふぉん」という名前の方がご存知の方が多いかもしれませんが、IIJmioはMVNOの中でも大手であり、総合評価の高いサービスを提供していることで有名です。

格安SIMにのりかえると同時にスマホも新しくしたいという人の場合はIIJmioの音声通話機能付きSIMがオススメです。速度や安定性、サポート面も抜群なのではじめての「格安SIM&格安スマホ」には最適です。

公式ページ:IIJmio

TONE(トーンモバイル)

TONEというのは、あのTSUTAYAが運営する格安スマホサービスで、他の事業者のように「SIM単体」での契約はなく必ず「スマホとセット」での契約となります。

TONEのスマホは「はじめてスマホを使う」という人にぴったりの仕様となっており、端末価格も非常に安いため、「お子様」や「お父さん・お母さん」、「おじいちゃん・おばあちゃん」へのプレゼントとしても人気です。

格安SIM・格安スマホの中でも「簡単なスマートフォン」に分類されるので、スマホの操作に疎いという方の自分用としても最適です。