スマホの普及と共に問題視され続けている歩きスマホ。よくないと思いながらもやめられないという人も多いと思います。
そんな歩きスマホの防止策と言えば、皆さんならどんなものが思いつきますか?
スマオ
よく思いつくのはこの辺りでしょうか?
筆者はすべて試したことがありますが、実はこれらはそれほど効果がありません。
歩きスマホというのはただ「気を付けよう」と思っていても、とっさの時についやってしまうものです。そんな時に限って、人や車とぶつかりかける「ヒヤッと体験」が何度もありました。
これでは意味がないと、具体的に何をすれば歩きスマホを防止できるのか、筆者は真剣に考え、試行錯誤してきました。その結果、ある2つのことに気を付けるだけで、歩きスマホはかなり減らすことができるようになったのです。
今回は、私の今までの経験から、誰にでも効果があるであろう2つの歩きスマホ防止策をご紹介します。
1.腕時計を付ける
携帯電話やスマホを持つようになってから、腕時計を使わなくなった人は多いと思います。
筆者もそのうちの一人で、時間の確認はいつもスマホで済ませるのが癖になっていました。
時間の確認というのは、誰しもがやる当たり前の行為です。でも実は、この”時間の確認”こそが無意識の歩きスマホに発展するトリガーになっていることが多いのです。
時間の確認をしようと、スマホの画面を見た時、そこには時間だけでなく、多くの情報が表示されています。着信通知やメッセージの通知、ゲームの時間限定イベント、今日のニュース、天気予報などなど、ユーザーにとって関心の高い情報がそこには表示されているのです。
一瞬時間を確認するだけなら、歩きスマホとまでは言いません。それは腕時計に視線をやるのとそれほど大きくは変わらない行為です。
しかし、その先で、メッセージの返信をしたり、通知の詳細を読んだり、アプリを開いたりし始めると、それは立派な歩きスマホへと発展します。
これを防ぐ方法は2つあります。
ロック画面に時間以外が表示させないように設定するか、腕時計を着けることです。
私の場合、ロック画面からあらゆる通知と情報を取り除いてしまうと、普段使いの中で支障が多くでます。それはおそらく多くの人にも同様のことが言えるでしょう。
故に、私はそのことに気づいて以来、外出時は腕時計を着けるようになりました。思い当たることがある人はぜひ取り入れてみてください。
2.事前の準備と余裕のあるスケジュールを心掛ける
出かける前に準備する。
それは当たり前のことですが、スマホを使うようになってから、準備不足のまま行動することが癖になっているという人も多いのではないでしょうか?
電車の時間、バスの時間、目的地までのルート、お店の営業時間、美味しいご飯が食べられるお店とその場所など、何も調べていなくても、スマホさえあれば現地でその都度検索し、答えを得ることが可能です。
それがスマホの良いところであるのは間違いないですし、そのような使い方が間違いというわけではありませんが、事前の準備を全くせず、その場その場で検索していては、歩きスマホはなかなかなくなりません。
そして、歩きスマホというのは、余裕がない時に最もやってしまいがちです。遅刻しそうな時に慌てて小走りになりながら時刻表を検索した経験がある人も多いのではないでしょうか?
そのままの流れで、「遅れます」という旨をメッセージで送信…なんてやっているうちに、人や車とぶつかる可能性は大いにあります。
「急いでいるから仕方ない」と自分に言い訳をすることはできますが、事故を起こした後で、それを相手に言っても聞き入れてもらうことできません。普段から事前の準備し、余裕のあるスケジュールを組むことが、咄嗟の歩きスマホを防止する上でとても大事なことなのです。
いつもどんな時でも、事前の準備を完璧にしないといけないということではありません。スマホは準備不足を補ってくれる忙しい現代人の頼れる味方なのですから、うまく使えれば問題ないのです。
外で調べ物をするなら、道の端によって調べたり、カフェに入ってからゆっくり調べるなどこともできます。ただ、それには時間に”余裕”が必要になるので、やはりある程度の”事前の準備と余裕のあるスケジュール”は歩きスマホを防止する上でもとても大事なことなのです。
事前の準備をするだけの時間があるならば、「まぁ、直前に調べればいいか」ではなく、家を出る前にある程度済ませておきましょう。それだけでも咄嗟の歩きスマホはかなり減らすことができるようになります。
まとめ
- 腕時計を付ければ無意識の歩きスマホを防止できる
- 事前準備と余裕のあるスケジュールで咄嗟の歩きスマホを防止できる
筆者は以前、スマホ関連の仕事に付いていたので、歩きスマホには非常に気を付けていました。
「歩きスマホはやめましょう」というポスターが貼ってあるところで働いているのに、自分がやっているところが見つかれば、恥ずかしいですし、言い訳もできません。
その頃の経験が、これらの歩きスマホを防止策に繋がり、今でもこのふたつを頭に入れて行動しています。
歩きスマホを社会現象だと認識している人も多いと思いますが、他ならぬ自分自身のことです。
そのことを再度認識し、自分を守るために、これら2つのことだけでも今日から実践してみてはいかがでしょうか。